イタリア・ミラノ発
4月6日の午前3時半ころ、中部イタリアにあるアブルッツォ州で、マグニチュード6.3の地震(じしん)があった。死者
は200人を超えたという。
ニュースや写真などを見ると、戦場さながらに崩壊(ほうかい)した町に漂う絶望感(ぜつぼうかん)が伝わってく
る。
インタビューを受ける被災者(ひさいしゃ)たちは、「助けてくれ」と泣いていた。インタビュアーは目を潤(うる)ま
せ、テレビの前に座(すわ)っているこっちまでが泣けてきた。
古い石造りの建物が倒(たお)れたのはしかたないにしても、新築(しんちく)の病院までもが倒れている。実は、
地震が来ることを予測(よそく)していた学者がいたが、彼は信じてもらえなかったという話も聞いた。
瓦礫(がれき)と化した教会の中から聖人(せいじん)の像(ぞう)が丁寧(ていねい)に運び出されている映像(えいぞ
う)を見た。今年のイタリアのイースターは重苦しいものになった。