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2012日语2级真题不容错过(2)

信息来源:网络  发布时间:2012-08-30

  問題Ⅱ 次の(1)と(2)の文章を読んで、それぞれの問いに対する答えとして最も適当なものを1·2·3·4から一つ選びなさい。
 

  (1)ハトを使って絵画を見わける実験をおこなってみよう。実験では10枚のピカソ(注1)の絵と10枚のモネ(注1)の絵をつかった。ハトは訓練用の小さな実験箱に入れられる。実験箱にはスクリーン(注2)があり、スライド(注3)?プロジェクターで絵が映しだされる。
 

  ピカソの絵が映されたときにスクリーンをつつけば餌があたえられ、モネの絵の時には餌がもらえない。また、別のハトは逆にモネの絵では餌をもらえ、ピカソの絵ではもらえないという訓練をうける。ハトはおよそ20日間程度の訓練で①この区別ができるようになる。ハトはモネの絵とピカソの絵がわかるようになったのだろうか。
 

  これはハトがピカソとモネの区別ができるようになったからではなく、20枚の絵を丸暗記(注4)しておぼえただけのことかもしれない。実際ハトはこのくらいの数の意味のない図をまるごと(注5)おぼえる記憶力を持っている。( ② )、ハトは訓練につかわなかった、初めて見る絵を見せられた場合でも、それがモネの絵であるかピカソの絵であるかを区別したのである。ハトは訓練のつかわれた特定の絵を丸暗記したのではなく、「ピカソ」の作品、「モネ」の作品という③作風の区別をおぼえたと考えられる。
 

  (渡辺茂『ピカソを見わけるハト』日本放送出版協会による)

  (注1)ピカソ、モネ:ヨーロッパの画家の名前

  (注2)スクリーン:スライドを大きく映す幕

  (注3)スライド·プロジェクター:スライドを映す機械

  (注4)丸暗記する「まるあんきする」:全部そのまま記憶する

  (注5)まること:そのまま全部

  問1 筆者は実験の使ったハトにどのように絵を見せたのか。

  1 ピカソの絵を見せるハトとモネの絵を見せるハトとに分けた。

  2 全部のハトにピカソとモネの両方の絵を見せた。

  3 全部のハトにピカソの描いた絵だけを見せた。

  4 全部のハトにモネの描いた絵だけを見せた。
 

  問2 ハトがどのようなことをした場合に、①「この区別ができる」と筆者は判断したのか。

  1 餌がもらえる絵を見たとき、スクリーンをつついた場合

  2 餌がもらえない絵を見たとき、スクリーンをつついた場合

  3 ピカソとモネの絵を見ても、スクリーンをつつかなかった場合

  4 ピカソとモネの両方の絵を見たとき、スクリーンをつついた場合
 

  問3 ( ② )に入ることばは次のどれか。

  1 それから

  2 もちろん

  3 しかし

  4 一方
 

  問4 ③「作風の区別をおぼえた」とあるが、どのようなことか。

  1 始めてみた場合でも、ピカソとハトの絵がすぐおぼえられるようになった。

  2 ピカソとモネの絵を10枚ずつおぼえて、その区別ができるようになった。

  3 ピカソやモネの絵とほかの画家が描いた絵を区別できるようになった。

  4 ピカソの絵の特徴とモネの絵の特徴が区別できるようになった。
 

  (2)子供に食事のマナー(注1)を教えるときは、“〇〇すべきである”“〇〇しなくではならない”というように、自分の考え方を押し付けるのでは子供たちは納得しません。子供たちは、「美しい食べ方をしていると、人から“すてきだ”とか“かっこいい”とか思われる」という経験を通して、美しいマナーの意味を納得するのです。
 

  それには、家庭や学校などの集団の中で、子供自身に自分のありよう(注2)を意識させることです。そして、きれいで美しい食べ方ができたときには「きれいに食べられたね」「かっこよく見えるよ」とほめてあげましょう。
 

  子供はほめられたことで「またこのようにしてみよう」と思います。こうして(中略)美しいマナーが習慣となり、その場に応じた美しい自己(注3)のふるまいを身につけていくことができるのでしょう。
 

  ところで、皆さんは食事のマナーが成立するには“他者との関係”が不可欠(注4)であることにお気づきでしょうか。
 

  人は人前で食事をするとき、一人で食べるよりもそれなりに整った食べ方をしようとするものです。それは「自分をよく見せない、人からよく見られたい」という気持ちが根底(注5)にあるからです。だから食事のマナーを身につける必要性が自然に生ずるのです。
 

  一方、一人で食事をとるときは、食事のマナーを感ずることが少ないのではないでしょうか。近頃の家庭の多く見られる“子供の孤食”は、子供に適切なマナー観(注6)を身につけさせるという意味においても考慮すべき問題であるといえるのです。
 

  (女子栄養大学出版部『栄養と料理』1999年2月号による)

  (注1)マナー:行儀·作法

  (注2)ありよう:ようす·姿

  (注3)自己「じこ」:自分自身

  (注4)不可欠:なくてはならないもの、どうしても必要なもの

  (注5)根底:基本、もと

  (注6)マナー観:マナーについての考え方
 

  問1 「自分のありようを意識させる」とあるが、どういうことか。

  1 自分のふるまいがきれいかどうかを意識させる。

  2 他の人に自分が迷惑をかけているのだと意識させる。

  3 他の人から見て自分が美しく見えているのだと意識させる。

  4 家庭や学校等の集団の中で自分の置かれている立場を意識させる。
 

  問2 子供に食事のマナーを身につけさせるために筆者がすすめているのは、どれか。

  1 親の考え方を子供に押し付ける。

  2 時々、一人で食事をさせるようにする。

  3 子供が美しく食べたときにほめてやる。

  4 子供にマナーの意味を説明して納得させる。
 

  問3 子供が一人で食事をする「孤食」について、筆者はどのように考えているか。

  1 一人で食事をしていると正しいマナーが身につきにくい。

  2 一人で食事をすることで適切なマナー観が身についていく。

  3 人は一人で食べるときの方が正しい食べ方をしようとする。

  4 一人で食事をするときでも正しいマナーで食べなければならない。
 

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