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2009年7月日语能力考二级真题读解部分02

信息来源:网络  发布时间:2015-06-08

   2009年7月日语能力考二级真题读解部分。考生们在日语备考中都会看大量资料,做大量习题来提高日语水平,可是在能力考前还是不能确定自己的掌握情况,那就让往年二级真题来帮你检测一下吧!

  問題 II 次の文章を読んで、あとの問いに答えなさい。答えは、1.2.3.4から最も適当なものを一つ選びなさい。

  (1)①「まさか、そんな、冗談でしょ」と笑われそうだが、実は私はとても消極的で(注1)のろまな子供だった。何をするにも人より時間がかかる。(注2)学芸会では一番後列の端で小さくなっていた。それが今や大勢の人前に立ち、一分一秒を争うテレビの世界で仕事をしているのだから、(注3)つくづく不思議に思う。

  私が②変わっていくきっかけを作ってくれたのは、小学校5 年生のときの担任の西村先生だった。当時、食べるのも遅かった私は、(注4)給食の時間内に食事を終えることができず、いつも途中で片付けられてしまっていた。それを見て先生は、「まだ残っているんだったら、食べていいよ」と声をかけてくださったのだ。おかげで、私は(注5)5時限目が始まっても、給食を食べていていいことになった。時には、それでも終わらなくて、6時限目も食べ続けていた。人と同じでなくてもいい。大切なのは、最後まで(注6)力を尽くすこと、と③そのとき学んだ。百人の生徒がいれば、百の個性があり、百の(注7)ペースがある。各人を比較しても仕方がない。(注8)音痴でもいい、投げ出さずに心をこめて歌う。算数ができなくても、自分の持てる力のなかで一生懸命やってみる。その教えはクラス全員に伝わった。

  私も少しずつ、のろまなりに自分のペースを作り、消極的ながらも一歩ずつ前に出ていくことをスタートさせたのだと思う。

  子供の可能性というのは、限りないものだ。得意な分野だけではなく、(注9)ひょっとすると苦手と思われる領域の内にも、大事に育ててあげれば大きく花開く芽のようなものが(注10)潜んでいるかもしれないことを、忘れてはいけない。

  (注1) のろま:動作や頭の働きがおそいようす、または、そのような人

  (注2) 学芸会:劇や音楽などを発表する学校の行事

  (注3) つくづく:心から

  (注4) 給食:学校で出される昼ごはん。みんな一緒に教室で決まった時間内に食べる

  (注5) 5時限目:5時間目。給食の時間のすぐ後の授業

  (注6) 力を尽くす:力いっぱいがんばる

  (注7) ペース:物事を進める速度

  (注8) 音痴:歌が下手なこと、下手な人

  (注9) ひょっとすると:もしかしたら

  (注10) 潜む:見えないが、確かに存在する

  問1 ①「まさか、そんな、冗談でしょ」と言う人は、筆者をどんな人だと考えているのか。

  1 何でも積極的で、速いペースで物事をすませる人

  2 何でも消極的だが、速いペースで物事をすませる人

  3 何でも消極的で、遅いペースでしか物事ができない人

  4 何でも積極的だが、遅いペースでしか物事ができない人

  問2 ②「変わっていく」とあるが、筆者はどのように変わっていったのか。

  1 苦手なことでも最後まで努力してうまくできるようになった。

  2 食べるのが速くなり忙しいテレビの世界に入れるようになった。

  3 給食で出る食事を時間内に食べることができるようになった。

  4 どんなことでもあきらめずに最後までがんばれるようになった。

  問3 ③「そのとき」とあるが、いつか。

  1 西村先生が心配して声をかけてくださったとき

  2 西村先生の許可で給食を自分の速さで食べ終えたとき

  3 給食をほかの生徒とは別に一人で5時限目に食べたとき

  4 食べるのが遅すぎて給食を途中で片付けられてしまったとき

  問4 本文の内容に合っているものはどれか。

  1 子どもは大きくなるとともに変わらなければならない。

  2 子どもは食事をしたいときには食べるようにしたほうがいい。

  3 子どもは一人一人違っていてその違いを大切にしたほうがいい。

  4 子どもは消極的なら消極的なままでいても全く問題にならない。

  (2)「人の話を聞いてるのか!!」

  あなたは上司(注1)などからこんなことを言われた経験はないだろうか? じつは先日、とある喫茶店で、上司らしき人が部下らしき人に対して、(注2)このように怒鳴っている光景を目撃した。その部下は終始(注3)うつむき加減で、(注4)一見すると(注5)神妙に上司の話を聞いているかのように思えた。しかし、上司は怒った。なぜなのか?それは、上司が一生懸命いろいろなアドバイスをしているのに、部下が全くメモを取っていなかったからではないか。(注6)通常、メモというのは自分のために取るものである。大事なことをメモしておくことによって、記憶力を(注7)補完できるからだ。

  しかし、メモの(注8)効用というのは、じつはこれだけではない。

  私の経験からすると、聞き上手といわれる人は、必ず言っていいほど、人の話を聞くときはメモを取っている。

  ときには、「すいません。もう一度お願いします」とか、「それはどういう漢字を書くんですか?」などと質問してまでメモを取るのである。

  もちろん、これには先ほどの記憶力の補完という意味もあるが、じつは「あなたの話を真剣に聞いていますよ」という(注9)パフォーマンスの意味合いもあるのだ。

  (堀内伸浩「ブレーク」読売新聞2007 年10 月29 日付朝刊別冊による)

  (注1) 上司:職場立場が上で、指示を与える人

  (注2) 目撃:事件や出来事などを直接見ること

  (注3) うつむき加減で:少し下のほうを向いて

  (注4) 一見すると:ちょっと見ると

  (注5) 神妙:素直で心がけがいいようす

  (注6) 通常:普通

  (注7) 補完:補って完全なものにすること

  (注8) 効用:役に立つはたらき

  (注9) パフォーマンス:ここでは、人の注意や関心を自分に向けるための行動

  問1 「このように怒鳴っている光景」とはどんな光景か。

  1 自分の話を真剣に聞いていないと思い、怒って大声を出している光景

  2 自分の話に対して何も言わないことに怒って、大声を出している光景

  3 許可なしに自分の話を聞いていると思い、怒って大声を出している光景

  4 他の人の話を聞いて自分の話を聞かないことに怒って、大声を出している光景

  問2 筆者の観察では、聞き上手とはどのような人か。

  1 相手の話を聞きながらメモを確かめる人

  2 相手の話をいつもメモを見ながら聞く人

  3 相手の話に対する質問をよくメモする人

  4 相手の話をいつもメモをしながら聞く人

  問3 筆者の考えでは、メモにはどんな効果があるか。

  1 相手を怒らせないようにするとともに、アドバイスを受け入れやすくする。

  2 相手を尊敬する気持ちを示すとともに、相手の信頼を得やすくする。

  3 後で思い出しやすくするとともに、相手に話を聞いていることを示す。

  4 後で質問しやすくするとともに、相手に話の内容を考えさせる。

  問4 筆者によれば、この「上司」はなぜ怒ったと考えられるか。

  1 「部下」が「上司」の話をただ聞いているだけだったから

  2 「部下」が「上司」の話を自分のためだけに聞いていたから

  3 「部下」が「上司」の話をメモを取りながら聞いていたから

  4 「部下」が「上司」の話を理解することができなかったから3)(次の文章は、遊漁船という船での仕事について説明した文章である。) その(注1)名称からもわかるように、遊漁船は利用者が「遊ぶ」目的で「 漁 」をするための船です。「仕事」として「漁」をする漁船とは区別されています。 そして、釣りをするのが船の乗員である漁船と違い、遊漁船、乗員は(注2)一切釣りをしません。釣り客に「釣り」を安全に楽しんでもらえるように釣り場に案内するのが、遊漁船業者の仕事なのです。一口で言えば、「釣り」をテーマにした海上のサービス業と言えます。

  そんな遊漁船業において、基本となる2つの重要なことがあります。

  まず、(注3)大前提であるお客の安全を守ると言うことです。日常生活を送っている。陸地とは違い、不慣れな自然の海の上ではちょっとした(注4)軽ずみな行動によって(注5)危険にさらされることもあるからです。

  次に、楽しんでもらうという点であげられるのが、お客に楽しく魚を釣ってもらうということです。せっかく釣りにきているのですから、釣り客は少しでも多く魚を釣りたいと考えます。中には、釣った魚を夕食のおかずにしようと、真剣に釣りをする客もいます。

  このような釣り人を満足させ、(注6)楽しいひとときを(注7) 演出し、(注8)なおかつ安全を守っているのが遊漁船の責任者である船長や遊漁業務主任者中略)です。

  (ヴイットインターナショナル企画室編『知りたい「なりたい」職業ガイド釣りにかかわる仕事』による)

  (注1) 名称:名前

  (注2) 一切:ここでは、全く

  (注3) 大前提:一番基本の条件

  (注4) 軽はずみな:深く考えず慎 重さが足りない

  (注5) 危険にさらされる:危険な状 態におかれる

  (注6) ひととき:しばらくの時間

  (注7) 演出:ここでは、いろいろ工夫して作り出すこと

  (注8) なおかつ:この上さらに

  問1 遊漁船と漁船の説明として正しいものはどれか。

  1.遊漁船も漁船も海上のサービス業のための船である。

  2.遊漁船も漁船も海上のサービス業のための船ではない。

  3.遊漁船は海上のサービス業のための船であるが、漁船はそうではない。

  4.漁船は海上のサービス業のための船であるが、遊漁船はそうではない。

  問2 遊漁船業で最も大切なことは何か。

  1.客が海の上で行動するのに慣れるようにすること。

  2.客が海の上で自然に釣りができるようにすること。

  3.客が海の上で不慣れな行動をしないようにすること。

  4.客が海の上で安全に釣りを楽しめるようにすること。

  問3 著者は、遊漁船の釣り客にはどのような客がいると言っているか。

  1.安全を守ろうと思ってまじめに釣りをする客。

  2.おかずにしようと思ってまじめに釣りをする客。

  3.みんなを満足させたいとおもって楽しく釣ろうとする客。

  4.他の人に負けたくないと思ってたくさん釣ろうとする客。

  問4 「楽しいひととき」とあるが、どんなときか。

  1.安全に船に乗ることができるとき

  2.たくさん魚を釣ることが出来ること。

  3.釣り客の安全を守ることが出来ること。

  4.夕食のおかずに魚を食べることが出来るとき。 

  答案:1 4 2 3 1 4 3 1 3 4 2 2

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