2014年7月日语能力考二级真题读解部分02。考生们在日语备考中都会看大量资料,做大量习题来提高日语水平,可是在能力考前还是不能确定自己的掌握情况,那就让往年二级真题来帮你检测一下吧!
問題11 次の(1)から(3)の文章を読んで、後の問いに対する答えとして最もよい ものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。
6. 以前、高校の教え子たちと話していて①ふと気づいたことがある。疑問に感じることの幅の広さ、疑問の大きさの違いだ。「どうして?」「なぜ?」という問いは、 人間にとって、だれもが持ち合わせるごく当たり前の心のはたらきだと思ってい た。しかし実際には、その広がり、対象範囲が人によってまったく異なるのだ。
(中略)
疑問とは、「興味の現れ」にほかならない(注 1)。なにごとにも無関心な生徒は、会話もじつに淡白(注 2)である。他者とのコミュニケーションにも興味がな い。興味がないから、疑問も起きてこない。
私はというと、物心ついたとき(注 3)から好奇心旺盛な(注 4)子どもであっ た。「このおもちゃの内部はどうなっているんだろう?」そう思ってばらばらに分解しては、元に戻せなくて泣いていたものである。
自分を取り巻く(注 5)社会で起きるあらゆること、たとえば学校の授業で先生が教えたり、指導する内容にだって「なんで?」と思っていいのだ。会社の上司の指示にも「なんで?」と思っていい。親の躾にも「なんで?」と思っていい。 問題は、「なんで?」だけで思考が終わってしまうことだ。②それではダメだ。と いうのは、「なんで?」だけで終わってしまうと、その後に「反抗」「反感」の感情が心に渦巻いて(注 6)しまうだけだからである。「なんで?」に始まり、そこ から「どうしてそうなるの?」「本当にそうなの?」と、自分なりに考えを極めて(注 7)いく作業が大切であり、そこに成長の鍵がある。 (山本博『持続力』による)
(注 1)~にほかならない:ここでは、~と同じだ
(注 2)淡白:「淡泊」とも書く
(注 3)物心ついたとき:世の中のことが何となく分かってきたとき
(注 4)好奇心旺盛な:いろいろなことに興味を持つ
(注 5)自分を取り巻く:自分の周りの
(注 6)感情が心に渦巻く:ここでは、感情で心が乱れる
(注 7)考えを極める:ここでは、徹底的に考える
60) ①ふと気づいたこととは、どんなことか。
1 どんなことにも疑問を持たない高校生が増えている
2 高校生の疑問の範囲が狭くなっている。
3 疑問の対象は世代によって異なる
4 疑問の範囲は人によって異なる
61) ②それではダメだとあるが、なぜか。
1 反発する気持ちを表現しなくなるから
2 反発する気持ちが生まれるだけだから
3 疑問が大きくなってしまうだけだから
4 疑問を持たなくなってしまうから
62) この文章で筆者が最も言いたいことは何か。
1 疑問に感じたことを深く考えることが成長につながる
2 あらゆることに疑問を持つことが考えを広げる
3 疑問を探し続けることが成長の鍵である
4 疑問を持つことは「興味の現れ」である。
7. 私たちはなぜ観光をしたくなるのでしょうか。細かい条件にこだわらないで大胆に(注 1)述べるならば、それは「変化」を求めるということです。私たちの感覚は同じ刺激を受け続けていると、その強さ、性質、明瞭性などはしだいに弱まります。著しい場合には刺激の感覚が消失することもあり、こうしたことを感覚の順応といいます。風呂の湯の熱い温度や腕時計を付けたときの違和感(注 2)など、初めは鮮明な感覚であっても数分もしないうちに減衰(注 3)してしまいます。同様のことが日々の体験についてもいえるでしょう。(中略)よく言えば慣れてくる、 悪く言えば飽きてくるのです。そこで人は新たな刺激、つまり日常に存在しない感覚や感動を求めるのです。そのために新しい刺激をもたらす(注 4)ための「変化」が必要になります。変わった珍しいコトやモノを手に入れても、日常生活がベース(注 5)になっていたのでは「変化」は日常の一部分にしかなりません。より劇的な「変化」を求めるには自らが「変化」の中へ入る、すなわち日常と離れた場所へ移動することでそれは達成されます。自分の家の近所へ移動した程度ではそれほどの変化は得られません。遠くへ離れれば離れるほど、見知らぬ(注 6)町並みや自然の風景、聞き慣れない言葉や音楽、初めての味や香りなどが立ち表れてくるのです。外国で異文化に接するとき、この「変化」は最大になり、自分自身を除く周囲のすべてが「変化」した状態となるのです。 (堀川紀年・石川雄二・前田弘編『国際観光学を学ぶ人のために』による)
(注 1)大胆に:思い切って
(注 2)違和感:いつもと違う感じ
(注 3)減衰する:ここでは、少しずつ弱くなっていく
(注 4)もたらす:ここでは、生み出す
(注 5)ベース:土台
(注 6)見知らぬ:見たことがない
63) こうしたこととは、どのようなことか。
1 与えられる刺激が弱まると、その感じ方も弱まること
2 刺激を受ける回数が減ると、その刺激に反応しなくなること
3 同一の刺激を受けていると、その刺激を感じにくくなること
4 強弱の違う刺激を受けていると、その違いを感じなくなること
64) 筆者によると、なぜ人々は観光したいと思うのか。
1 日常生活の中に「変化」を取り入れたいから
2 日常生活では感じられない「変化」を求めるから
3 新しい自分に生まれ変わるために「変化」が必要だから
4 日常生活の良さを再確認するために「変化」が欲しいから
65) 以下の例のうち、旅行者にとって「変化」が最大になるのはどれか。
1 文化の異なる国へ、知人と旅行したとき
2 文化の異なる国へ、一人で初めて旅行したとき
3 文化の異なる国へ旅行してから、日常へ戻ってきたとき
4 文化の異なる国へ旅行することが、自身の日常になったとき
8. 「自分を出せない」と言う人が多い。本当はこんなことを思っているのに、それを 口に出せない、表現できないのが不満なのである。
①こういう人が強く惹かれるのが、「ありのままの自分」という言葉である。心の ことや人間関係に関する本などを読んでみても、「ありのまま」でふるまう(注1) こと、生きることがどれほどすばらしいかと書かれているので、ますますそれに憧れてしまうようである。
けれども、人は、他の人との関係を生きる限り(注 2)、つまりこの社会の中で生きる限り、「ありのままの自分」でいることを制限されるのはやむを得ないことなのである。
(中略)
好むと好まざるにかかわらず(注 3)、社会を維持するために秩序(注 4)が必要 であり、その結果、そこに生きる個々人がさまざまに制約(注5)を受けるのは当たり前のことと考えなければならない。私たちは小さい頃から②「社会的な自己」というものを形成していく。こういう場面ではこのようにふるまわなければならない、といったことを学習させられる。校長先生の前ではこのようにしていなさい、初対面の人の前ではこのようにふるまい なさい、と。このようなことを学習していないと、つまり「ありのまま」でいる と、社会に適応(注6)できない仕組みになっているのだ。しかし、その社会的な自己、さまざまな場面でいろいろな自分を出すことが、何か嘘の自分であるかのように思ってしまう人もいるわけだ。そこには何かしら勘違い がある。人と人との関係には必ず役割というものがあって、その役割を学び、生きることこそが必要不可欠なのである。
(すがのたいぞう『こころがホッとする考え方』による)
(注1)ふるまう:行動する。
(注2)生きる限り:生きている間は
(注3)好むと好まざるにかかわらず:好むか好まないかに関係なく
(注4)秩序:決まり
(注5)制約を受ける:制限される
(注6)適応する:合う
66)①こういう人とはどのような人か。
1 個性的な表現ができないことが不満な人
2 言いたいことを伝えられないことが不満な人
3 言いたいことを理解してもらえないことが不満な人
4 思いを表現しなければならないことが不満な人
67) ②「社会的な自己」とはどういうものか。
1 自分より他人の人を思いを尊重する自分
2 社会のために役立つことができる自分
3 どんな場面でも自分らしさが出せる自分
4 場面に応じて適切な態度をとれる自分
68)「ありのままの自分」について、筆者はどのように考えているか。
1 嘘の自分を演じるよりは「ありのままの自分」でいたほうがいい。
2 人との関係を保てるなら、「ありのままの自分」でいることが許される。
3「ありのままの自分」でいては、社会の中で役割を果たすことができない。
4「ありのままの自分」を知らなければ、社会の中での自分の役割も分からない。
問題12 次のAとB の文章を読んで、後の問いに対する答えとして最もよいもの を、1・2・3・4から一つ選びなさい。
A 最近、人工知能を持ったロボットを見た。まぶたや目を動かすだけでなく、言葉を理解し返事をしてくれるロボットだ。ほかにも、動物の姿をしたロボットで、呼びかけると生きているかのような愛らしいしぐさで反応するものもある。もし私のそばにそのようなロボットがいたら、穏やかな気持ちで毎日を楽しんで過ごすことができるだろう。人形や動物のようなロボットの心理的効果は科学的にも証明されていて、児童施設や病院でも利用されているそうだ。今後価格が下がったら、私も購入したいと思う。
B これまでロボットといえば産業用ロボットが中心だったが、最近家庭向けロボット が販売されるようになった。よく目にするのは自動で床掃除をする円形のロボット だが、機能を一つに絞ったおかげで価格が下がり、消費者も買い求めやすくなって いる。
「掃除のために高いロボットを買わなくても」とか「今のロボットではまだかんぺ きな仕事ができないのだから意味がない」と考える人もいるだろう。しかし、忙しい現代は、ロボットに少しでも家事を負担してもらうことで空いた時間を、他のことに活用したいという人が多いのではないか。私もロボットを利用することによって得られた時間を家族と一緒に楽しみ、充実した生活を送りたいと考えている一人だ。
69)AとBの筆者は、自身が欲しいロボットはどのようなものだと述べているか。
1 AもBも、多機能で値段が安いロボットだと述べている。
2 AもBも、家庭で一緒に遊べるようなロボットだと述べている。
3 A は人間の気持ちが理解できるロボットだと述べ、Bは面倒な仕事をしてくれるロボットだと述べている。
4 A は心のふれ合いを感じさせてくれるロボットだと述べ、Bは家事を助けてくれるロボットだと述べている。
70)A とBの筆者はどちらもロボットを欲しがっているが、その共通する理由は何か。
1 生活を楽しみたいから
2 時間に余裕が欲しいから
3 以前より価格が下がったから
4 最新技術を取り入れた生活をしたいから
答案:
問題11:4 2 1 3 2 2 2 4 3
問題12 :4 1
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