木遣(きや)り歌は、伐採した木を綱で引いたりするときに歌われる仕事歌だ。樹木への畏怖(いふ)や情愛の深さがこもる。かつて、山で働く人が「自分たちは、木を切る、倒す、とは言わない。木を寝かす、と言うのです」と話しているのを聞いた。やさしい言葉だと思う
▼运木歌谣,是指集体用粗绳搬运砍伐下来的木材时所喊的号子。其中饱含着对树木深深的敬畏和情感。曾听到山中的伐木工人说“我们不叫伐木,也不叫砍树,而是叫让树躺下”。这是多么亲切的表达啊。
▼岩手県陸前高田市の奇跡の一本松も「切り倒す」では申し訳ない。大震災の津波に耐えて、被災した人を励ましつつ枯死した孤高の松である。きのう、保存加工のために寝かされて、しばし姿を消した。多くの人が最後を見守り、手を合わせる姿もあった
▼岩手县陆前高田市奇迹一棵松也说“砍倒”的话,的确过意不去。这是一棵抵御了地震时期的海啸,至死都要给予灾区人民力量的孤傲之松。昨天,为了加工保持而使其躺下,暂时离开人们的视野。很多人都赶过来看它最后一眼,有的手掌合十为它祈祷。
▼樹木の精霊を「こだま」と言い、山びこのこともそう呼ぶ。声が返ってくるのを、古人は木の霊の返事と聞いたらしい。一本松はあの日以来、受難に沈む人々に、声なき様々な言葉を届けてきた
▼树木的灵魂叫作“树魂”,也叫作“山鸣谷响”。古人把回声看作是树木灵魂的应答。一棵松自受灾那日以来,一定给那些深陷灾难泥沼中的人们,送去了很多无声的鼓励。
▼倒れた仲間の松7万本も、心ある人たちの手で色々に姿を変えている。一部だが、仏像になり、表札になり、バイオリンに生まれ変わった。柱時計となって時を刻み始めたものもある
▼它的伙伴,那些倒下的7万棵松树,在有心人们的手里呈现出各式各样的姿态。一部分被制成了佛像,木质门牌,小提琴而获得了重生。有些被做成为了挂钟,开始记录时间了。
▼一本松は来年2月、「記念樹」として再び元の地に立つ予定という。もはや木の生命はない。だが人々の心に張った根から枝を伸ばして、ふるさとの復興を照らすことだろう
▼据悉,一棵松将在明年2月以“纪念树”的身份,重新挺立在原地。尽管那已不是树木的生命。但是,深扎在人们内心的树根一定会枝繁叶茂,昭示着故乡的复兴。
▼切って「剥製(はくせい)」のようにしていいのか。費用が高すぎる。そんな迷いや賛否もあったと聞く。だが仮設住まいのご高齢が本紙に「あれはまぎれもなく希望の一本松だ」と語っていた。筆者は部外の徒ながら、その言を支持したい。風化にあらがう意志の象徴でもある。
▼砍断后做成“剥制标本”就好吗,费用是不是太高了。笔者也听到一些犹豫不定和褒贬不一的说法。但是,住在简易房里的老年人曾对本报说“他是不折不扣的希望一棵松啊”。作为局外人,我也认同这种说法。因为它象征着与风化抗争的坚强意志。
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