敗戦5日後、ソ連軍が南下する樺太から最後の引き揚げ船が出る。1500人がひしめく船内に、3人の子を連れた母がいた。船は稚内経由で小樽に向かう途中、魚雷で沈んだ。母親を船酔いにし、稚内で下船させたのは相撲の神様なのか。色白の末っ子は、名横綱大鵬になる
宣告战败5天后,最后的一艘遣返船从苏军南下的桦太启航,在1500人被塞得满满登登的船舱里有一位带着3个孩子的母亲。就在该船经由稚内开往小樽的途中不幸遭到了鱼雷的攻击。也不知是不是相扑之神的美意,这位母亲却因晕船而在稚内上了岸。其中的这个白白的老小子就是后来闻名天下的横纲力士大鹏。
▼納谷幸喜(なやこうき)さんが、72歳で亡くなった。母が生地の北海道から樺太に渡り、ウクライナ人と出会ったのも縁だろう。その父親とは戦中に離別、少年時代は道内を転々とし、重労働で家を支えた
▼纳谷幸喜先生去世,享年72岁。其母亲从出生地北海道来到桦太,并与一名乌克兰人结识也只能说是缘分吧。战乱中离开了生父,少年时代便在道内各地辗转度日,为支撑家庭生活曾干过许多重体力劳动。
▼大量の薪を割り、ツルハシで道を直し、スコップで砂利をすくう。険しい山に苗木を植え、柄が背丈ほどある鎌で下草を刈った。腰を入れて体全体で鎌をひねる動作は、得意技のすくい投げにつながる
▼诸如劈过大量的柴火,用洋镐修过路,用铁锨撮过小石子。并且爬上险峻的高山种过树苗,甚至还用刀把有一人高的大扇刀割过草。以腰部为轴心,依靠整个身体的力量摆动扇刀,这一动作奠定了其日后最擅长的抄手投技的基础。
▼32回の優勝は別格だ。ライバル柏戸の剛に対して柔、自在な取り口で受けて強かった。対戦相手は「柏戸は壁にぶつかる感じ、大鵬は壁に吸い込まれる感じ」と振り返る。その姿、その所作、静止画にたえる横綱だった
▼32场冠军非比寻常,相对于劲敌柏户的刚劲而言他侧重于以柔制刚,以随心所欲的交手方式迎击对手,显示了其强大的实力。据与其交战过的对手回顾说,“面对柏户就像是撞上了一堵墙,而大鹏则让你觉得被一堵脱不开身的墙紧紧地吸住了。”这样的横纲,其气势、其动作,堪称一幅静止的画面。
▼子どもが好きなものを並べて「巨人、大鵬、卵焼き」と言われた全盛期、巨人と一緒は面白くなかったらしい。「有望選手を集めれば勝つのが当たり前。こっちは裸一貫なのに」と。晩年、若手の没個性や、稽古量の乏しさをよく嘆いた。「日本は豊かになりすぎた」
▼在他的全盛时期,有“巨人、大鹏、荷包蛋”的说法,被列入孩子们喜欢之物的前三甲,可见其人气的群众基础。不过,他觉得与巨人队排在一起没多大意思,“前途无量的球手都集中在一个队那当然应该获胜啦,可我这里从来都是光着膀子孤军作战的”。到了晚年,他也经常因为年轻力士缺乏个性,训练量不够而叹息,“看来,日本是富裕过了头啦!”
▼貴乃花が土俵を降りて、きょうで10年になる。大鵬、貴乃花、白鵬。美しく強い綱の系譜はまだ伸びるのだろうか。相撲を取らずとも、ただ見とれていたい力士が少なくなった。
▼贵乃花走下土俵到今天已经10年,大鹏、贵乃花、白鹏,不知道美好且强有力的纲索系谱还能延续下去吗?即便是从相扑赛场隐退之后却仍然被人想念,这样的力士是越来越少了。
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