1年365日、思えばいつも「何かの日」である。知らなかったが、あすの立夏は「パラソルの日」だという。もっぱら女性の持ち物と思われてきた日傘を、近頃は男も差し始めているらしい。昨年のある調査によれば、男性の4割が「美白」になりたいと答えたそうだ
1年365天,细细想来总有一些被冠以“某某日”的日子。你或许还不知道,明天立夏被称之为“阳伞日”。一直被视为女性专用的遮阳伞,最近男人也有开始使用了。据去年的某调查称,有4成男性回答说有想要“美白”的意愿。
▼かつて西洋では、日傘は権力者のものだった。重いので召使に捧げ持たせた。それが技術革新で軽量化され、女性の腕一本で持てるようになると、おしゃれの必需品として大流行したという。ドイツ文学者中野京子さんの一文からの受け売りである
▼在西方遮阳伞曾经是权力拥有者的用品,因为沉重都是由侍从举着。由于技术革新使之实现了轻量化,女性一手便能举起,从那之后便成了一种时尚必需品而大为流行。以上是我从德国文学专家中野京子女士的文章中兜售的内容。
▼晩春から初夏へ、気温は低くても日差しは侮れない。東京・銀座をきのう歩くと、はや日傘の花がぽつりぽつり咲いていた。テレビの天気予報が「花粉情報」から「紫外線情報」へと移る時期でもある
▼从晚春到初夏,气温一直偏低,不过你可千万不要轻视阳光照射带来的伤害。昨天,走在东京・银座的大街上一看,只见阳伞的花朵已开始点点绽放了。目前也正是电视天气预报从“花粉信息”转而播报“紫外线信息”的时期。
▼ドラッグ店でも、主役だったマスク類が、日焼け予防系に場所を譲っている。冬の間に白くなった肌は紫外線への備えが弱い。影響を受けやすく、油断ならないときらしい
▼药店的热销主角也从口罩类让位给了防晒系列。因为寒冬期间变白了的肌肤抵御紫外线的能力很弱。目前正是一个极易受其影响,不可掉以轻心的时期。
▼振り返れば、「太陽に愛されよう」のコピーとともに小麦色の肌が流行(はや)ったのは昭和40年代だった。子どもも競って真っ黒に焼いた。いまや体中に経文を書いた「耳なし芳一(ほういち)」さながらに、日焼け止めを塗り体を守る
▼回首往事,在昭和40(1965)年代人们在复制“接受太阳抚慰”美容宣传的同时麦粒色肌肤大行其道成为时尚。孩子们也竞相仿效,身体晒得乌黑。而如今,则完全像是身上写满经文的“聋人芳一”那样,涂抹上防晒霜以期保护身体。
▼〈ママが差す日傘の影にぴょんと入りそのまま影絵見ながら歩く〉松田わこ。小さな影の中の、仲良し親子の影がいい。思えば、パラソルの相合い傘も乙(おつ)ではないか。影をシェアして愛を育む。美白の時代に、似合いそうだ。
▼<妈妈举着遮阳伞,地面影像也好看,跳入其中跟着走,模样多变好新鲜>松田和子创作。在小小的荫凉中,亲密无间母女俩的身影让人倍感温馨。细细想来,合打一把遮阳伞不是也很有意思吗?分享荫凉培育爱情,在此崇尚美白的时代倒也很是般配。
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