交通事故に遭って顔中を包帯で巻いた「息子」を、母親は5カ月も看病した。それが、包帯を取ると赤の他人だった。「お前 息子じゃなかったの」という記事が40年前の本紙に載っている
遭遇交通事故的“儿子”脸上缠满了绷带,母亲伺候了他长达5个多月。可没想到的是,当取下绷带一看,根本就是另外一个陌生人。早在40年前,本报曾刊登过这一则“你,不是我的儿子!”的相关报道。
▼ニセ者は音信不通だった息子の免許証を持っていて、病室で「母ちゃん」と呼んで甘えたそうだ。母親は「やっと会えたという気持ちでいっぱいで、まさか他人とは思わなかった」と警察に話した、と記事は伝えている
▼据说这个冒牌货拿着杳无音信的儿子的驾照,躺在病房里叫着“妈妈”享尽了母爱。据报道称,这位母亲对警察说,“我是满怀期待,总算是能见面了,可没成想是个不认识的人。”
▼〈母親はもったいないがだましよい〉と江戸川柳にある。お金の無心、放蕩(ほうとう)の言い訳――。もっともこれは本当の息子の不心得で、ひとさまの母堂をペテンにかけるのとは違う。昨今の「振り込め詐欺」は、どこかしんみりさせられる40年前の奇談よりずっと悪質で、救いがない
▼有一首江户川柳,<母亲心慈善,有求必给钱,虽说不落忍,实在容易骗>,是对在金钱方面的不择手段、无所顾忌的一种开脱。当然,这里指的是亲生儿子的不懂事,与欺骗他人高堂还不可同日而语。现如今“打款型诈骗”的性质远比已尘封40多年的奇谈要恶劣得多,简直是无可救药。
▼そんな犯罪を「母さん助けて詐欺」とは優しすぎる気もするが、関心を高める効果に期待したい。多様化するばかりの手口に「振り込め」では追いつかないと、警視庁が公募して選び、母の日に発表した
▼给这种犯罪起了个“妈妈救我型诈骗”的名称,总觉得过于温情。即便如此,我们还是期待着提高关心度后能有一定的效果。由于诈骗手段呈多样化的趋势,“打款型”已不足以涵盖类似事件,因此警视厅采用公开募集的办法从中挑选并于母亲节向社会公布。
▼被害額は全国で1日あたり4千万円を超える。詐欺集団は手を替え品を替え、何枚もある舌の先を研いで、もったいない親心を食い物にする。だます手合いにも、母親はあろうものを
▼据说全国范围内每1天的受骗金额超过4千万日元。诈骗集团不断地变换手法,以其数倍于人的如簧之舌对可怜天下的父母之心下手,尽管这些诈骗团伙恐怕也是上有老母健在。
▼〈母という字を書いてごらんなさい やさしいように見えて むづかしい字です 恰好(かっこう)のとれない字です やせすぎたり 太りすぎたり ゆがんだり 泣きくづれたり……〉サトウハチロー。詐欺師たちよ、まっさらな紙に、母という字を書いてみるがいい。
▼<请你写一个母字看看 它是一个外表和蔼 但很难写好的字 一个不容易写漂亮的字 要么嫌瘦了些 要么嫌胖了些 要么写歪了 要么写得哭哭唧唧的…… >佐藤八郎。我说骗子们哟,你们不妨在一张白纸上写上一个母字试试。
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