その警察官はネット上で「DJポリス」と名付けられた。サッカーの日本代表がW杯一番乗りを決めた4日夜。東京の渋谷駅前交差点を埋めたファンを、指揮車の上から誘導し、喝采を浴びた
这位警官在网络上起名叫“DJ police”。就在足球日本代表队闯入决赛成为定局的4日夜晚,因为在指挥车上成功疏散拥堵在东京涉谷站前十字路口的球迷而获得一片喝彩。
▼「警備にあたっている怖い顔をしたお巡りさんも、皆さんと気持ちは同じです。皆さんのチームメートです。チームメートの言うことを聞いて下さい」「お互い気持ちよく、きょうという日をお祝いできるよう、ルールとマナーを守りましょう」
▼“执勤中一脸严肃的警察,心情和大家是一样的。是大家的队伍中的一员。请你们听一句团队成员的话。”“为了能够心情愉快地庆祝今天这个日子,让我们一起来遵守规则和礼仪吧。”
▼騒然とする若者らへの呼びかけが傑作だ。映像で見ると、路上から驚きの声や笑いが起こり、「お巡りさん!」コールが広がった。「声援もうれしいですが、皆さんが歩道に上がってくれる方がうれしいです」と返すDJ。こんな光景は珍しい
▼面对躁动的青年所发出的呼吁是杰出的。从录像上看,路上传来了惊奇的喊声和笑声,“警察!”的欢呼声在夜空中回荡。这时的DJ则回应道,“有你们的支持,我很高兴,如果你们能够站在便道上我就更高兴!”如此场景极少目睹。
▼集う人々を警備の対象としてだけ見るのではない。喜びと高揚をともに感じている同じ人間として、協力を求める。そこに当意即妙の才がのぞく。理より情への訴えが、共鳴を呼び起こしたとも思える
▼他并未将聚集起来的民众看作是执勤的对象,而是作为同样感受喜悦与兴奋的人,并且要求给予合作。在这种情况下,我们看到了他临场处理手段的高明。我们能够感受到他所采用的动之以情而并非晓之以理的技巧,并以此而唤起人们的共鸣。
▼DJは20代の機動隊員だ。警視庁によると、当日の言葉はすべて自分で考えた。「人の心に響く。琴線に触れる」を心がけ、現場の状況や人々の年齢に合わせて柔軟にアレンジしたという。力量のある前線が信頼されて働く姿は気持ちがいい
▼DJ是一位年仅20多岁的机动队员。据警视厅称,当天所使用的所有话语都是自己事先想好的。据说,为了“打动人心,拨动琴弦”,根据现场的情况并结合人们的年龄进行了柔性编排。一触即发的前沿变成了相互信赖的地带,活跃在此的身影令人舒心坦然。
▼劇的なPKを決めた本田圭佑(けいすけ)選手が5日の記者会見で言った。「どうやって自立した選手になって『個』を高められるか」。たぶんDJもそんな気概の持ち主だろう。若い人たちにいいものを見せてもらった。
▼拿下戏剧性PK的球员本田圭佑在5日举行的记者见面会上说,我一直在想“怎么做才能成为一个自立的球员?才能提高‘个性’?”或许这位DJ正是拥有这种气魄的人。从这些年轻人身上我看到了他们优秀的一面。
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