現実がよく見えた人だった。なだいなださんは、ネット上の仮想政党「老人党」をつくり、政権交代を目指した。09年、民主党政権ができる直前、日本政治の惨状を肺炎に見立てた。交代が実現しても「患者の熱が一時下がっただけのようなもの」と、本紙に語っている
Nadayinada(本名堀内秀)先生是一位认清现实的人,他曾在网络上以政权更迭为目标组建过假想政党“老人党”。09年,就在民主党政权上台之前便已经将日本政治的惨状诊断为罹患了肺炎。并在接受本报采访时说,即便政权更迭得以实现,也只是像“一名患者暂时退烧而已”。
▼政権交代を3回、4回と重ね、治療を続けてやっと肺炎は治っていく。政治が一挙に変わるかのような空気の中、この精神科医が下した診断は透徹していた。多才な文筆家でもあった、なださんが亡くなった
▼政权更迭累积3、4次,持续不断地接受治疗之后肺炎才能勉强治愈。在此政治似乎可以一举得到改变的氛围中,更显得这位精神科医生所作诊断的透彻。同时,是一位多才多艺的文笔好手的nada先生却永远地离开了我们。
▼現実を見すえつつ楽観主義を貫いた。名著『権威と権力』では、〈絶望的な状況でも、希望を失わない人間〉に自身をなぞらえる。そして理想とは〈たどりつけるもの〉ではなく、〈見つめるべきもの〉である
▼他看透现实并保持乐观主义,在其名著《权威与权力》中阐述到<即便是在绝望的情况下,>也要把自己看作是<并未失去希望的人>;所谓理想,并不是<可以达到的目标>,而是<应该认定不动摇的目标>
▼権威も権力もない社会は来ないとわかった上で、状況への発言を続けた。第1次安倍政権のナショナリズムへの傾斜を「国家中毒」と批判した。いまのアベノミクスも疑い、先月末には〈浮いた気分も、もう終わりでしょう〉と書いた
▼当搞清楚了不存在权威与权力的社会是不会到来的问题之后,便持续对现状发表了看法。曾经对第1届安倍政权的民族主义倾向提出了“这是国家中毒”的批评。对当下的安倍经济模式也提出了质疑,并在上月末撰文道<美滋滋的感觉差不多该结束了吧>。
▼大切にした臨床での心得がいい。アルコール依存症は「治す」のではなく、患者と「つき合う」。医師の仕事は「人間というものがよく見えるし、自分自身のいいところ悪いところが鏡のように映る」
▼十分重视的临床心得很有教益。他认为,对于酒精依赖症并不能采取“治疗”的手段,而是要与患者“交朋友”;医生的工作“不仅能够看清旁人,也能像照镜子似的,看到自己身上的优点和缺点。”
▼残り少なくなった日々、周りの家族のつらさを深々と気遣っている。ブログに〈結局死んでいくぼくが一番楽なのかもしれない〉と綴(つづ)った。「自分から一歩外に出て自分を見る」流儀を最後まで通して逝った。
▼在最后所剩无多的那些日子里,他还深深地关心着身旁家属的辛劳,并在博客上写道<结局就是死去的我也许反倒是最轻松的>。直到最后去世,他始终保持着“跨出自身一步来观察自己”的方式方法。
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