日语学习者,阅读和翻译它,无疑是了解日本、提高自己日语水平的大好方法。
《天声人语》是日本权威报纸《朝日新闻》编辑部集体撰写的时事类短文,内容涉及日本社会的所有方面。对于地獄の釜の蓋(ふた)も開(あ)く、という言葉がある。本来の意味は違うが、つい噴火を連想する。火山や温泉地には地獄と名のつく一帯がしばしばある。熱湯や煙が絶えず噴き出している場所である。その印象も働いているかもしれない
有一句俗话,地狱的锅盖也有揭开的时候(网开一面意)。尽管原本并非此意,可还是不由自主地联想到了火山喷发。在火山及温泉一带,常有些带有地狱的名称。这些都是不断地喷射出热水和烟雾的地方。兴许这种印象也起到了一定的作用吧。
▼日本は火山国なのに、大きな爆発への備えは従来、極めて不十分だった。政府はこの5月にやっと腰を上げ、年度内に指針を作る。東日本大震災の4日後に富士山直下が震源の大きな揺れがあり、噴火が心配された。これがきっかけとなった
▼虽然日本是一个火山国,但是对于特大喷发的防备工作却从来都做得极不充分。今年5月政府总算是走出了这一步,决定在年度内制定行动方针。起因是就在东日本大地震发生4天之后,发生了震源位于富士山下部区域的强烈地动,人们担心它会喷发。
▼世界文化遺産になったばかりなのに縁起でもないというなかれ。富士山は火山としては若い方だという。対策の手を抜くわけにはいかない。南海トラフ巨大地震などにより「蓋が開く」ことはないのか
▼作为世界文化遗产刚刚注册成功,你千万别说这不吉利。因为作为火山,富士山据说尚且年轻。对策的制定绝对马虎不得。难道就不会因为南海海沟的强烈地震等原因而导致“揭盖”的发生?
▼産業技術総合研究所の高田亮(あきら)さんに聞くと、富士山の中にはマグマが板状に固まった岩脈(がんみゃく)が多くある。これはいわば本立てに挟まれた本である。ぎっしり詰まっていればいいが、地殻が動くと本立てが緩み、隙間から溶岩が噴き出す。江戸時代の宝永噴火はそうやって起きたらしい
▼向产业技术综合研究所的高田亮先生咨询后才知道,富士山内部存在着很多由岩浆凝固而成的板块状岩脉。这就像是夹在书挡里的书本。倘若排列得非常紧密的话还算好,可一旦因为地壳的晃动而使得书挡松动,那么熔岩便会从这些缝隙中喷射而出。江户时代的宝永喷发就是这么发生的。
▼その後、隙間はまた閉じ、今はもう一冊も入らない状態というのが高田さんの見立てだ。蓋の喩(たと)えは違ったようだが、その下にマグマがあることに変わりはない
▼之后,这间隙又闭合了起来,现在又回到了连一本书都加不进去的状态。这就是高田先生的结论。即便锅盖的比喻有误,可其地底下存在着岩浆的情况则从未改变过。
▼『逝きし世の面影』で知られる評論家の渡辺京二さんが、3・11後に書いた言葉がある。「そもそも人間は地獄の釜の蓋の上で、ずっと踊って来たのだ」(『未踏の野を過ぎて』)。人の世の宿命を思いつつ、備えよ、今。
▼以《逝去人世的形象》一书而闻名的评论家渡边京二先生在3・11之后发表的一段论述称,“其实人类原本就一直像是在地狱锅盖上跳舞的舞蹈者”(摘引自《走过未曾涉足的荒原》)。让我们认清人世的宿命,从现在开始做好防备吧!
以上就是日语学习资料:天声人语之地震灾害防患未然 的相关介绍,如果能将《天声人语》不费力地读懂,读其他的文章也应当没有太大的困难哦!希望通过对《天声人语》的文章解读,一方面可以提高日语学习者的日语读解能力,同时也可以达到多方面了解日本的目的。
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