《天声人语》是日本权威报纸《朝日新闻》编辑部集体撰写的时事类短文,内容涉及日本社会的所有方面。对于日语学习者,阅读和翻译它,无疑是了解日本、提高自己日语水平的大好方法。
事件につけられた名称が、その時代と、流れた歳月を物語ることがある。たとえば「徳島ラジオ商殺し事件」はテレビ時代の到来前に起きた。「名張毒ブドウ酒事件」もブドウ酒という言葉が時代がかって響く。どちらも戦後の事件・裁判史に太字で刻まれるできごとだ
事件的名称往往诉说着所发生的时代和流逝的岁月。例如“德岛无线电商杀人事件”就发生在电视时代到来之前;“名张毒葡萄酒事件”也显示出葡萄酒这一词汇的时代反响。这是两起战后发生,并且要用粗体字镌刻在审判史上的事件。
▼ラジオ商事件では、故・富士茂子さんが夫殺しの汚名を着せられて懲役刑に服した。無実を叫び、事件から32年後に再審無罪が言い渡されたのは、富士さんが69歳で他界した後だった
▼因为这起无线电商事件,已故的富士茂子女士被带上了谋杀亲夫的恶名并入狱服刑,但是当事人却大喊冤枉。尽管在事发32年之后经重审宣布被判无罪,但那已是富士女士早已在其69岁那年驾鹤西行之后了。
▼毒ブドウ酒事件の奥西勝死刑囚は87歳になり、人工呼吸器をつけた病床から無実を訴えている。事件はガガーリンが人類初の宇宙飛行をした1961(昭和36)年に三重県名張市で起きた。一審無罪、二審有罪をへて、死刑確定後の収容は41年におよぶ
▼毒葡萄酒事件的死囚犯奥西胜已经87岁,带着呼吸机躺在病床上的他仍坚持称不符合事实。事件发生在加加林实现人类首次宇宙航行的1961(昭和36)年三重县的名张市。经过一审无罪,二审有罪的审判,被最终判定死刑后已收容长达41年。
▼ようやく開きかけた再審の扉も、16日の最高裁の棄却で、また固く閉じられた。後になって証言者の偽りが分かったラジオ商事件とは状況は違う。しかし自白を軸に状況証拠と心証で下された裁きは、冤罪(えんざい)を生んできた一つの「型」といえる
▼好容易打开的重审大门因为16日最高法院的驳回又紧紧地关上了。这起事件与后来证明证人作了伪证的无线电商事件情况不同。但是,以自供为基轴,依据目击证据和心证所作的裁决可以说是造成冤罪的一个“模子”。
▼裁判官には専門家としての判断があろう。とはいえ、確定判決を守り抜くことで裁判の威厳が保たれるとは思えない。「疑わしきは被告人の利益に」に徹してこそ、司法の高潔は保たれるのではないか
▼法官一定有其作为专家的判断,可即便如此,我不认为坚持已确定的判决就能够维护司法审判的尊严。只有贯彻“将疑点视作被告人权益”的观念才能保护司法的高洁,难道不是吗?
▼弁護団は8次となる再審請求をするという。残された時間との戦いにもなろう。真実を知る身ではないけれど、「遅れた正義は無いに等しい」という言葉が、胸に浮かんでは消える。
▼据说辩护团队提出的重审请求达8次之多。这是在同剩余的时间进行的一场战斗。虽然我并不具有了解事实真相的身份,但是,“迟到的正义等于没有”这句话却不断地在我的脑海里浮现。
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