《天声人语》是日本权威报纸《朝日新闻》编辑部集体撰写的时事类短文,内容涉及日本社会的所有方面。对于日语学习者,阅读和翻译它,无疑是了解日本、提高自己日语水平的大好方法。
起きたことを記録しておくことの大切さはだれしも感じている。権力中枢での出来事であればなおさらだ。下村健一(しもむらけんいち)著『首相官邸で働いて初めてわかったこと』を再読し、改めてそう思う
谁都会认识到将所发生的事记录下来的重要性,若是发生在权力中枢的事宜则更是如此。当我重读了下村健一所著的《工作在首相官邸后才了解的真情》一书后重新认识到了这一点。
▼著者はTBS出身で、民主党政権のとき広報担当の内閣審議官を務めた。2年間の経験を、伝聞や臆測を交えず「とことん素直に」書いている。「官邸というブラックボックス」の実態を知り、考えるための生きのいい材料が満載である
▼作者出身于TBS(东京广播电视公司Tokyo Broadcasting System Television, Inc.),在民主党执政期间担任负责宣传的内阁审议官一职。他将任职这2年的经历不掺杂任何传闻及臆测“完完整整地”写了出来。这让我们了解了“官邸这一暗箱”的实际情况,其中充满了令人思索的新鲜材料。
▼安倍首相が先日、新しい方針を国会で明らかにした。明治以来、ずっとつくってこなかった閣議や閣僚懇談会の議事録を今後はつくるようにし、30年後には公開するという。そんな記録が今までなかったことのほうに驚く方が多いのではないか
▼日前,安倍首相在国会上宣布了新的执政方针,称自明治时代以来一直未能着手进行的内阁会议及阁僚恳谈会的议事记录今后将要实行,并于30年之后公诸于世。或许很多人会对于至今为止未能实行这方面的记录而大为惊讶。
▼一歩前進と喜んではいられない。閣議は正式な場ではあっても、形骸化が指摘される。重要なことがらはそれ以前に、首相や関係閣僚らによる小さな協議で議論され、決められることが多い。下村さんの本もそうした場面を活写している
▼但是,这并不能让我们欣喜地认为是前进了一步。舆论指出,即便内阁会议是一个正式的场合,这也只不过是一种形式化的举措,重要事宜往往早在此之前就已经由首相及有关内阁成员等进行了小范围的协商与讨论,并作出了决定。下村先生的这本书正是生动地描写出了这些场合的情况。
▼なによりも議事録の一件は、特定秘密保護法案を国会に出すにあたり公明党が求めた条件だ。それをのむ見返りに、国民の「知る権利」を損ねかねない法律ができてしまうのならば本末転倒だろう
▼最为重要的是议事记录事宜是借向国会提交特定秘密保护法案的时机,公民党提出的条件。如果作为接受这一做法的回报,而设立了一个有可能损害国民“知情权利”的法律的话,那岂不是本末颠倒了吗?
▼外交や軍事に秘密が伴うのは仕方がない。だが、政府の情報は本来、国民の共有財産である。後世の厳しい検証が欠かせない。秘密指定をいつまでも続けられる今の法案では、歴史の法廷もブラックボックスになってしまわないか。
▼在外交及军事方面伴有秘密的内容,对此无法左右,然而,政府的信息原本就是国民共享的财产,后代的严厉检验不可或缺。倘若按照这一法案秘密指定可以永远持续的话,真不知道历史的法庭会不会也成了一个暗箱。
以上就是日语学习资料:天声人语之暗箱操作早已有之的相关介绍,如果能将《天声人语》不费力地读懂,读其他的文章也应当没有太大的困难哦!希望通过对《天声人语》的文章解读,一方面可以提高日语学习者的日语读解能力,同时也可以达到多方面了解日本的目的。
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