《天声人语》是日本权威报纸《朝日新闻》编辑部集体撰写的时事类短文,内容涉及日本社会的所有方面。对于日语学习者,阅读和翻译它,无疑是了解日本、提高自己日语水平的大好方法。
わが身の不明を恥じている。以前、電車の中で化粧をする女性がいつごろ出現したのかについて触れた。20年ほど前の本紙に、近ごろ多いとの投書が載っていると報告した。それどころではなかった
我们往往耻于自身不明。我接触了一下关于以前在城铁上化妆女性究竟是何时出现的问题。据查,20多年前的本报曾刊登了最近多有发生的来稿。且并非仅此而已。
驚いたことに、1935年6月の本紙にあった。電車や人混みで顔をはたき口紅を塗る女性をよく見かけるが、感心しない、人の見ない場所でしなさい、と。実は戦前すでに珍しいことではなく、年長者は眉をひそめていたらしい
更令人吃惊的是1935年6月的本报上就已出现了相关报道。说是经常在城铁及拥挤的人群里看到拍打着脸蛋、涂抹着口红的女子,很不以为然,希望在没人看到的地方进行。看来,实际上早在战前就已经不是什么稀罕事了,年长者往往为此而眉头紧蹙。
お年寄りや重い荷物を持った人に電車の席を譲ろうとしない青年をとがめる文章もある。眠るふりをしたり、読んだ新聞に再び目を落としたりという描写は今日でも通用しそうである。37年4月の本紙だ
也有文章批评责怪那些在城铁上不给老年人及背负沉重行李者让座的年轻人。他们要么装着打瞌睡,要么将目光重新落在已经读过的报纸上。如此描写似乎当今也能通用,可它毕竟是一份1937年4月的本报报纸。
こうした事例を集めて一冊の本ができた。コピーライターの大倉幸宏(ゆきひろ)さん(41)による『「昔はよかった」と言うけれど』。現代日本のモラルの低下を憂える声に疑問をもった。戦前はこんなではなかったって本当か、と。5年かけて材料を集めた
汇总了这类事例的一册书籍出版了。这就是由广告撰稿人大仓幸宏先生(41岁)撰写的《都说‘从前多好’,可······》一书。他花费了5年的时间搜集材料,书中对于忧虑现代日本伦理道德低下的呼声表示了疑问,都说战前不这样,是真的吗?
古きよき時代を懐かしみ、今時の若い者を嘆く。人の世の歴史はその繰り返しだろう。昔はよかったとは往々、印象論か個人的な感慨にとどまる。過去への幻想や錯覚をもとに「取り戻せ」と唱える危うさを、大倉さんの本は指し示す
怀念过去美好时代,叹息今日年轻一族,恐怕人世的历史正是如此周而复始地发展的。其实,过去真好的想法往往只不过是停留在印象论抑或个人感慨的层面上,大仓先生却指出了站在对于过去的幻想及错觉的基础上鼓吹“找回从前”论调的危害。
小中学校の道徳教育を教科に格上げするという。文科省の懇談会が案をまとめた。政権の悲願だ。何をどう教えるか。かつての修身はよかった、戦後教育の罪は大きいという、ありがちな発想に陥ることのないよう願う。
听说,中小学的道德教育已提升到了进入授课单元阶段。文部科学省的恳谈会汇总了此项方案,这是政权悲壮的愿望。教什么?如何教?说是曾经的修身好,战后教育的罪过大。可我倒是希望不要陷入司空见惯的想法中不能自拔。
以上就是日语学习资料:天声人语之过去真好其实非也的相关介绍,如果能将《天声人语》不费力地读懂,读其他的文章也应当没有太大的困难哦!希望通过对《天声人语》的文章解读,一方面可以提高日语学习者的日语读解能力,同时也可以达到多方面了解日本的目的。
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