《天声人语》是日本权威报纸《朝日新闻》编辑部集体撰写的时事类短文,内容涉及日本社会的所有方面。对于日语学习者,阅读和翻译它,无疑是了解日本、提高自己日语水平的大好方法。
おととい亡くなった詩人の塔和子(とうかずこ)さんは、小学6年の春にハンセン病を発病した。福岡の病院で宣告され、古里の愛媛へ父親と船で戻った。一緒に身を投げようと思ったと、ずっと後になって聞かされたそうだ。容赦のない偏見に、この病がさらされていた時代である
前天去世的诗人塔和子女士在其小学6年级那年的春天罹患了麻风病。在福冈的某家医院被告知后,便同父亲一起乘船回到了家乡爱媛县。之后经常听她说,当时甚至都想到过一同投河自杀。在那个时代,这种病遭受着世人刻薄的偏见。
瀬戸内の島にある施設に入り、83年の生涯をそこで暮らした。〈私は砂漠にいたから 一滴の水の尊さがわかる 海の中を漂流していたから つかんだ一片の木ぎれの重さがわかる〉。編んだ詩集は19冊を数える
她住进了设在濑户内一个小岛上的某家设施,在那里度过了83年的生涯。〈身居在沙漠方知滴水的珍贵;漂泊大海明了手中木块的份量〉这些年来编撰的诗集竟多达19册。
療養所の自室でうつぶせになって、紙にペンを走らせている写真がある。そうやって書きとめる言葉が詩の断片になったという。身の回りの小さな空間で紡がれた一編一編は、平易ながら深くて厳しい
有一张照片拍摄的是她在自己的房间里埋首书案,在纸片上奋笔疾书的场面。据说,她就是如此日积月累,将写就的话语编集成了一篇篇的诗章。在这极小的空间里编织而成的这一篇又一篇,既平易近人又寓意深刻措辞犀利。
「雲」という詩はこう始まる。〈意志もなく生まれた ひとひらの形 形である間 形であらねばならない痛み……〉。「胸の泉に」はこう終わる。〈……ああ 何億の人がいようとも かかわらなければ路傍の人 私の胸の泉に 枯れ葉いちまいも 落としてはくれない〉
一首题为“云”的诗歌是这样开头的,〈生来无意志,飘然若有形,有形也徒劳,难表悲痛情······〉。还有一首“胸中泉水”是这般结束的,〈······啊,枉有人群数亿,不患此疾如同陌路,胸中泉水白白流淌,不见一片枯叶飘然落地〉
かつてハンセン病は「天刑病」などと呼ばれ、無知と人権侵害は近年まで続いた。塔さんの詩は、澄んだ水を湛えた底に、この病への恥ずべき差別史を映してやまない
麻风病曾经被称作“天刑病”,无知和人权侵害一直延续至最近的若干年前。塔女士的诗歌犹如一潭清澈的泉水,深刻地反映出歧视此病的可耻历史。
優れた詩集に贈られる高見順賞を69歳で受けたとき、ファンクラブができたのを「まるで夢のよう」と喜んでいた。紡いだ詩は千を超える。自身の言う「生きた証し」を残しての、静かな旅立ちだったという。
在她69岁那年,这些优秀的诗歌作品被授予了高见顺奖,因为当时成立的粉丝俱乐部而欣喜无比的她连连称道,“就像是在做梦一样”。所编织的诗歌超过了千首,在此平静地远行之际,正像她自己所说的那样,那是留下的“生的印记”。
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