「どうすれば、将棋が強くなれますか?」とは、もっともよく聞かれる質問である。実は、この質問には肝心な言葉が隠されている。それは「努力しないで」という言葉である。つまり「どうすれば努力しないで将棋が強くなれますか」と聞きたいのだ。小さいな子供が上手に将棋を指せば、大人は「この子の才能をまっすぐに伸ばしたい」と思うものだ。しかし、才能という言葉は、あるレベルまでいってからのことで、それまでは継続的な努力によってのみ上達や向上がある。子供にはまず、継続的な努力を可能にする集中力を養うことが大切なのだ。
幼児や小学生の頃の子供は、好奇心が旺盛で、どんなものでも好きになれば夢中になる。しかし、移り気でもある。飽きてしまうと、親がいくら熱心になって旗を振ろうが、太鼓を鳴らそうが、そっぽを向いてしまう。集中力を欠けている状態で無理強いしても、柔らかい頭脳には何も染み込んではいかないだろう。
(谷川浩司『集中力』による)
【問い】「集中力を養うことが大切なのだ」とあるが、それはなぜか。
1集中力さえつけば、継続的に努力しなくても才能がまっすぐ伸びっていくから
2子供に集中力があれば、親が無理強いしたことでも子供はそっぽを向かないから
3子供の才能が開花するまでは努力が必要であるが、努力するためには集中力が重要であるから
4子供はふつう集中力がないので、まず集中力を養うことによって好奇心も旺盛になると考えられるから
正解:3
子供にはまず、継続的な努力を可能にする集中力を養うことが大切なのだ。
以上就是日语能力日语能力考N2读解练习158的相关内容,阅读没有更好的办法,基本知识掌握牢固的前提下要多做练习,把握做题规律,祝各考生取得一个好成绩。
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