会社というのは何のために存在するのか。それはやはり、目的や目標、夢があるからである。「こういうことをやり遂げたい」「こういうふうになっていきたい」。そんな思いが原点となり、組織が生まれ、会社が生まれるのである。この目標や夢を常に熱い思いを持って社員に伝えていく。それが、①経営者や上司と呼ばれる人間の役割である。
日常の仕事一つひとつには、それぞれ峠がある。毎日の売り上げ目標というような、具体的な目標がそれに当たるだろう。高い峠もあるし、比較的のぼりやすいものもあるだろうが、( ② )、この峠を越えなければ先へは進めない。
そして、この峠を指し示すのは上司の役目なのだ。「今度はこの仕事をやり遂げよう」「少し高いが、頑張ってあの峠を越えようじゃないか」と部下に指示を出すわけだ。
しかし、これは単なる目の前の目標であって、大きな目標を示したことにはならないのである。なぜならば、一つの峠を越えても、そこにはまた次の峠が待ち構えているからだ。いったい、いくつの峠を越えればいいのだろうか。最後にはどこに辿り着くのだろう。部下がこうした質問を持つのは当然のことである。上司であるならば、この部下の質問の答えなければならない。
江口克彦「上司の哲学」による
1.①[「経営者や上司と呼ばれる人間の役割である」とあるが、その「役割」について、説明が正しいのはどれか。
1.会社の目標や夢を実現する
2.日常の仕事の目標を設定する
3.部下に仕事の大きな目標を指し示す
4.お客さんや部下の質問に答える
2.( ② )に入れるものとして正しいのはどれか。
1.ともかく 2.そのほか 3.あらためて 4. いわば
3.文章の内容と合っているものはどれか。
1.会社は目的や夢、目標があればこそ、存在するので、それを社員全員で決めなければならない
2.日常の仕事においては、一つひとつの峠があるので、それを全部越えたら、最後の目標の辿り着くことが出来る
3.一つの目標を実現したら、また新しい峠が待ち構えているので、いつまでもきりがないといらいらする部下が多い
4.上司として、部下に仕事の目標を指し示すと同時に、部下の質問に答えなければならないのだ。
概要:作者指出正因为有了目标和梦想,公司才会存在。经营者和上司需要将这种目标与梦想传达给员工。日常的每一项工作都会有各自的“山峰”,而上司的职责就是为部下指示这类“山峰”,然而最重要的是看到宏远目标。
解析:
第1题,后文中提到了上司不仅要向部下指示出小目标,还应该指示出宏大的目标,与选项3相符。
第2题,前文提到工作中既有高峰,也有容易攀越的山峰,而后文提到只有翻越了这些山峰才能向前进。根据文脉推测,这里应该使用ともかく(总而言之)。
第3题,文章第3段提到上司需要指示部下,同时第4段的最后提到了「上司であるならば、この部下の質問の答えなければならない」,与选项4相符。
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