思想が何であるかは、これを生活に対して考えてみると明瞭になるであろう。生活は事実である。どこまでも経験的なものである。Aそれに対して思想にはつねに仮説的なところがある。仮説的なところのないような思想は思想とはいわれないであろう。思想が純粋に思想として持っている力は仮説の力からである。思想はその仮説の大きさに従って偉大である。もし思想に仮説的なところがないとすれば、いかにしてそれは生活から区別され得るであろうか。考えるということもそれ自身としては明らかにわれわれの生活の一部分であって、Bこれと別なものではない。しかるに、Cそのものがなお生活から区別されるのは、考えるということが本質的には仮説的に考えることであるためである。
考えるということは過程的に考えることである。過程的な思考であって方法的であることができる。しかるに、思考が過程的であるのは仮説的に考えるからである。すなわち仮説的な思考であって方法的であることができる。懐疑にしても方法的であるためには仮説に依らねばならぬことは、デカルトの懐疑において模範的に示されている。
(三木清 『人生論ノート』 新潮出版による)
1、A「それ」とは、何か。
①経験②生活③事実④思想
正确答案: ②生活
解释:
此题属于前指指代词。前面主要就“思想”和“生活”进行对比。指出“生活是事实,是经验,而与之相对思想则多为假说。”所以只能指代“生活”。
2、B「これ」とは、何か。
①われわれ生活の一部分。
②思想にある仮説的なところ。
③考えていること。
④思想として持っている力。
正确答案: ①われわれ生活の一部分。
解释:
此题要放在整个句子中进行分析。该句的主语是“考えるということ”,构成的句型是“~であって、~ではない”,可以理解“われわれの生活の一部分”与 “これ”是同位语成分。
意为“所谓的思考本身很明显就是我们生活的一部分,而不是与之相区别的其他事物。”
3、C「そのもの」とは、何か。
①思考ということ②仮説ということ③考えるということ④生活ということ
正确答案: ③考えるということ
解释:
此句承接上一句的话题进行,因此,由“しるるに”转折之后,主语仍然是前面的“考えるということ”。
文章大意的把握:思考本就是生活的一部分,但其又有本质的特点,就是有假定的成分。
句型·词语注释
●句型 ~とすれば/としたら/とすると: 表示一种假设的情况,与这种情况能否实现无关,因此句末可以用推量、主张或者断定的形式。可译为“如果 ……”“假设……”。 ○もし思想に仮説的なところがないとすれば、いかにしてそれは生活から区別され得るであろうか。/如果思想上没有假设的部分,那么又如何与我们的生活相区别呢。
●词语 いかにして:如何,怎样;想方设法。
以上就是日语能力日语能力考N2读解练习340的相关内容,阅读没有更好的办法,基本知识掌握牢固的前提下要多做练习,把握做题规律,祝各考生取得一个好成绩。
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