人は自分の信念や、それまでの行動内容とは矛盾する、新しい事実を突きつけられると、不快な感情を引き起こします。その結果、自分の信念や行動と、新しい事実のどちらか一方を否定して、矛盾を解消しようとします。これを①認知的不協和と呼びます。そのとき、信念を変えることが困難な場合、人は新しい事実の方を否定しようとします。
代表的な例がタバコで、タバコを吸うという行為に対して「タバコを吸うと肺がんになりやすい」という新しい事実が提示されます。すると、行動と事実の矛盾に対する不快感が起こり、タバコをやめるか、事実を否定することで矛盾を解消しようとします。しかしタバコには依存性があり、やめるのは困難です。したがって、事実の方を否定して矛盾を解消しようとします。
そこで、「タバコを吸っていても長寿の人もいる」とか「肺がんよりも交通事故で死亡する確率の方が高い」といった反論を行うとします。しかし②認知的不協和の状態にある人はその時点ですでに結論ありきで考えているので、論理的に考えていない可能性があります。つまり頑固になっている状態といえます。
(注意:もちろん筆者はタバコを吸うのは間違っていると言っているわけではありません。これは単なる認知的不協和の解説です。)
1、ここでの①認知的不協和とはどんなことだと考えられるか。
1 分からなかった新しい事実を突きつけられると不快な感情を引き起こすこと。
2 自分のもつある信念と他の新しい事実との間に不一致・不調和が生じること。
3 人が一生、普段の自分の信念や行動を変えることができないこと。
4 論理的に考えでそれまでの自分を否定し、自分の矛盾を解消していくこと。
答案:选2
解析:根据文章第一段中”当人们面对新的事实,而这种事实与自身的信念,或者与自身长期的行为内容产生矛盾的时候,就会引起不愉快的感觉“,可以推测出不一致或者失调的意思,因此选项2是正确答案。
2、筆者が考えている、②認知的不協和の状態にある人とはどんな人か。
1 突きつけられた新しい事実に反論を行おうとする人。
2 論理的に考えていない可能性が高く、新しい事実を否定しようとする人。
3 自分の信念にさらに頑固になって、それ以外は全部変えようとする人。
4 矛盾した行動と事実がある場合、比較的変えやすい事実を変えようとする人。
答案:选4
解析:在文章第一段中提到,如果改变自己的信念很困难,那么人们通常会选择否定新的事实。而在第二段中列举戒烟的实例,阐述在戒烟很困难的情况下,人们选择否定事实从而化解矛盾,也就是改变容易改变的事实,因此选项4是正确答案。
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