日本語で国際会議をやれたら、どんなに楽だろう。英語がうまく話せないばかりに、スリープ(居眠り)スマイ
現在、不安定化する社会におけるさまざまなリスクが個人を直撃しています。かつてであれば個人の属する集団や組織が、リスクを受け止めるのを支えてくれました。ところが、いまではそのような支えを期待することは難しくなっています。現代における不平等は個人単位で現れるのです。しかもその場合、不安や不満を抱えた人々は、同じような立場に置かれ、似たような思いをもった人々と連帯することが①けっして容易ではありません。外から見れば、どれほど共通の傾向が見られる問題でも、一人ひとりの個人にはどうしても〈私〉の問題に見えてしまうからです。 (中略) 平等化社会を生きる個人は、それぞれが自分の〈私〉の意識をもっています。その意味でいえば、誰一人、他者の意のままにその存在を否定されるほど弱くありません。もし、社会が自分の存在を認めないのなら、逆に、自分もそのような社会を認めないというのが、現代における個人の典型的な自意識といえるでしょう。反面、②そのような個人は自分一人で自己完結できるほどには強くありません。自分が[同類]のうちの一人に過ぎないことを痛いほど自覚している平等化社会の個人は、それゆえに他者をつねに意識せざるをえないのです。
そうだとすれば、一人ひとりに固有な〈私〉にこだわりつつ、それでも自らの不完全性を日々感じている個人にとって、自分の自分らしさを確認するためにも他者が必要なはずです。その場合の他者とは、自分の身の回りにいて、相互に承認を与え合うような他者ばかりでなく、自らに位置と役割を与えてくれる社会もまた、重要な他者にほかなりません。
(宇野重規『〈私〉時代のデモクラシー』による)
1、①けっして容易ではありませんとあるが、なぜか。
1) 人は社会に存在するリスクに直撃されるから
2) 個人の不安や不満には共通点がないから
3) 個人はそれぞれの集団に縛られるから
4) 本人だけの問題だと思えるから
文中“外から見れば、どれほど共通の傾向が見られる問題でも、一人ひとりの個人にはどうしても〈私〉の問題に見えてしまうからです”可知,绝不是一件容易事的原因在于无论看上去多么的有共同倾向,但每个人都会把它看做是个人自己的问题。
2、平等化社会を生きる〈私〉にとって他者とは何か。
1)自分の不完全さを感じさせられる社会や周囲の人々
2)相互に助け合わなければならないことを教えてくれる人々
3)お互いを認め合える人々や自分に役割を与えてくれる社会
4)一人ひとりが平等であることを意識させてくれる社会
正确答案: 3)お互いを認め合える人々や自分に役割を与えてくれる社会
解释:提纲中的“他者とは”可以在文章最后一句中直接兑现,显然最后一句是关键句,“他者”就是指在自己的身边,不仅指可以给予相互认可的他人,同时还可以为自己提供合适的位置和责任的社会。
3、②そのような個人とはどのような個人か。
1)自分の存在を認めない社会は認めようとしない人
2)自分を圧迫する社会に立ち向かおうとする人
3)自分の意識を社会に向けようとしない人
4)自分を認めない社会に生きている人
正确答案: 1)自分の存在を認めない社会は認めようとしない人
解释:本题考查指代词。根据指代词讲究原则,不难发现前文中提到了某一类人,即“如果社会不认可自己的存在,那么反过来自己也不会认可社会的一类人”。
以上就是日语能力日语能力考N2读解练483的相关内容,阅读没有更好的办法,基本知识掌握牢固的前提下要多做练习,把握做题规律,祝各考生取得一个好成绩。
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