人間とは何か。そして人生とは。たまにそんな問に直面するたびに、私はいつもかつて実際に目に感動したあの氷山の白い姿を思い起こす。よく言われるように、私たちの目に見える氷山は、氷山全体から見れば、ほんのわずかでしかない。神秘的な美しい氷山は、海中に眠っているその巨大な氷塊に支えられているのだ。
人間の脳がそれに似ている。(中略)人間の脳には百四十億の脳細胞があるが、…、人は普通その脳細胞のわずか10%か、せいぜい20%ぐらいしか使わずに、生涯の幕を閉じることが多いという。使われない脳細胞は、ちょうど海面下に沈んで人の目に触れることのない氷山のように思える。私たちは、眠っている莫大な脳細胞に蓄えられた自分の才能や資質を、自ら知ることもできずに、一生を終えることが多いのだ。
他人の目に見える自分の才能や資質はごくわずかでしかない。また、自分の目に見える才能や資質も、①巨大な倉庫に埋蔵された②それと比べると、海面に現れた氷山のように、本当にわずかなものと言わなければならないのである。そのような未知の自分とともに人間は生き、そして死んでいく。残念なことである。だが、自分の才能や資質をすべて発見し、自分という人間を完全に理解するには、人生はあまりに短い。しかしだからといって、未知の自分を発見しようとする努力を怠っていいものだろうか。私はそう思わない。自分の能力や性格に見極めをつけ、その範囲で生きていく人生を、私はもちろん否定するわけではない。そんな資格はない。だが、それは少ないとも、挑戦する人生とは言えないだろう。そして、挑戦なき人生は、その人に大きな驚きも喜びも結局は与えてくれない、と私は信じる。そういう人生でももちろん喜びは体験できるだろうが、自己の新たな一面を発見し、「自分にはこんなところもあったのか」と、自分をより深く理解する喜びは、③はるかにおおきなものだ、と体験を通して私は思う。
①「巨大な倉庫」とは何を指すか。
1、海 2、人間 3、脳 4、脳細胞
答案:4
关键句:「私たちは、眠っている莫大な脳細胞に蓄えられた自分の才能や資質を、自ら知ることもできずに、一生を終えることが多いのだ。」
②「それ」とは何を指すか。
1、海面下の氷山 2、才能や資質 3、使われない脳細胞 4、人生
答案:2
关键句:「自分の目に見える才能や資質も、巨大な倉庫に埋蔵されたそにと比べると」
何と比べて③「はるかにおおきなもの」なのか。
1、挑戦する人生で得られる喜び2、挑戦なき人生で得られる喜び3、未知の自分とともに生き、死んでいく残念さ4、未知の自分を知ろうとする努力
答案:2
关键句:「挑戦なき人生は、その人に大きな驚きも喜びも結局は与えてくれない、と私は信じる。そういう人生でももちろん喜びは体験できるだろうが、自己の新たな一面を発見し、「自分にはこんなところもあったのか」と、自分をより深く理解する喜びは、はるかにおおきなものだ、と体験を通して私は思う。」
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