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日语能力考N2读解练习627

信息来源:网络  发布时间:2015-11-04
  小编为大家带来一篇日语能力考N2读解练习与讲解,希望能帮助备考N2的考生做阅读专项练习,攻下能力考阅读大关,不要错过这个系列哦。

  ふるさとや家族について、はじめて意識的に考えたのは18歳のときだった。つまり、家族と離れて、東京で一人暮らしをはじめたときである。

  かなり重症(注1)のホームシック(注2)で、休みになるとすぐに帰省(注3)した。で、帰って何をするかというと、特別なことは何もない。

  ふるさとは、帰ってみると、実になんでもないところである。そして、そのなんでもなさが、ふるさとの魅力なのだ、と思う。

  あたりまえのことの大切さやありがたさに気づくためには、すこし離れて見るのがいい。ふるさとを離れると、ふるさとのよさが見えてくる。

  (俵万智『101個目のレモン』文藝春秋による)

  (注1)重症「じゅうしょう」:病気が重いこと

  (注2)ホームシック:ふるさとを離れている者がふるさとを恋しく思う様子

  (注3)帰省「きせい」:ふるさとに帰ること

  【問い】 本文の要約として最も適当なものはどれか。

  1 ふるさとから離れていると、都会にあるものがふるさとにはない二とに気づくことがある。

  2 ふるさとは都会から遠く離れていて、何もないように見えるが、よく探してみると、都会と同じような魅力がある。

  3 ふるさとのように、あるのが当然だと思っているものの価値は、そこから少し距離を置くことでわかるようになる。

  4 ふるさとで家族と暮らしていると、そのありがたさが意識できるので、なんでもない日常の生活の大切さがわかるようになる。

  正解:3

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