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日语新闻速递:2014笹川杯作文大赛得奖作品赏析06

信息来源:网络  发布时间:2015-10-26

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  中日関係のゆくえ

  广东培正学院-林梦捷

  

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  日本語を学んでいる中国の若者として、私は自分の国を愛していると同時に、日本のことも大好きである。ですから、中国と日本が末永く友好関係を保ち、平和に付き合えることを心より願っている。

  中国と日本との交流が始まったのは漢の時代であり、それ以来、両国の数多くの人は中日の友好交流のために巨大な貢献をしてきた。これらの方々のおかげで、中日関係はしっかりとした土台に立つことができた。

  7世紀から、日本からの遣隋使は中国大陸に頻繁に派遣され、中日両国の交流はとても盛んに行われた。遣隋使の代表的な人物は、聖徳太子により派遣された小野妹子である。また、7世紀から9世紀にかけて、経済や文化などが高度に発展していた唐の時代、中国文化を学ぶために、日本の遣唐使団は前後十数回中国に派遣され、中国に歓迎された。これらの遣唐使は一年ないし数年中国に滞在して、その後中国の文物や制度を日本に持ち帰ったという。遣隋使や遣唐使は、その派遣規模の大きさと交流の幅広さが中日文化交流史において空前の盛況と言えよう。遣隋使と遣唐使は日本社会の急速な発展を推進したと同時に、中日交流のかけ橋として、中日の友好交流に並々ならぬ貢献をした。一方、中国の名僧の鑑真は困難と危険を恐れずに六回にわたって、十年の歳月を経て、ようやく宿願の渡日を果たすことができた。鑑真は日本で仏教の理論を教え、奥深い中国文化を広め、それらを通じて、日本の仏学、医学、建築などの発展を促進し、今日でも中日両国の国民や仏学界から大いに尊敬されている。

  しかし、一方、西暦663年以来、中日両国で大規模な戦争は五回もあった。残酷な戦争は両国民の心を深く傷つけ、中日の友好関係に大きな衝撃を与えた。

  中日両国の2000年を超えた交流は、両国関係や両国の盛衰に大きな影響をもたらし、その交流の歴史は、また「和すれば双方の利益になり、闘えば双方が傷つく」という古来不変の真理をも証明している。中国には「和をもって貴しとなす」(孔子)という説があり、平和と友好は両国、特に両国民にとって最も大事なことであると思う。

  両国間の過去はもう歴史になっている。歴史を忘れることは無論許されないが、人間は常に前向きでいなければならないと思う。車を運転している運転手のように、前を見ずにずっとバックミラーを見ることも、バックミラーを見ずにずっと前を見ることも危険で、事故を起こしかねないであろう。前を見ながら、バックミラーに気を使って初めて、無事に車を走らせることができる。我々もそういう気持ちを持たなければいけない。歴史から教訓を汲み取って、前に向かって未来志向の態度を取るべきだと思う。

  中国にも日本にも、お互いに誤解しあう人がかなりいるようであるが、その誤解を解消できる人は、我々自身だけだと思う。自らその国の文化や人と十分に接触して初めて、その国のことが分かってくると言える。私は大学に入ってから初めて生身の日本人と付き合え、それまで、日本人に対して悪いイメージを持っていた。大学での数年間、そのイメージを完全にくつがえした。まさに「人から聞いたことは当てにならなく、この目で見てこそ確かなのだ」ということであろう。こうしてみると、日本で中国語を教えている中国人の先生と中国で日本語を教える日本人の先生は実に偉い仕事をやっているとしみじみ感じた。

  同じ青空の下で、同じ美しい地球上で同じ空気を吸っている我々は、みな同じ人間である。国境を越えて、人間という視点から見れば、日本人も中国人もすべての生物が尊敬すべき「人間」である。私は中国人でありながら、2011年日本の東大地震が起こった時、震災地の写真を通して地震の悲惨な光景を見たら思わず涙を流した。その時の私の心の中の悲しみが、2008年中国の四川大地震が起こった時の悲しみと変わらないと今でもはっきりと覚えている。

  中日交流史を振り返ってみれば、相互訪問をした中日両国における我々の先人らの友好往来への熱望とその献身的な精神に心から敬服させられる。昔の時代は今日と違って、交通などは非常に不便であり、それにも関わらず、彼らは中日友好のために自分の力を尽くした。我々は先人のその精神を引き継ぐべきである。私は日本語を学んでいる中国人として、中国人に本当の日本人のことを教え、他方、日本人に本当の中国人のことを教える責任を持っていると思い、今後もそのために一生懸命頑張っていきたいものである。

  ここ数年来、中日関係がぎくしゃくしているが、平和と友好は人心の向かうところであり、大勢の赴くところでもある。これから我々は先人の業を継いでがんばり続ければ、必ずや曇を突き破り、中日関係の晴天を再び迎えられると確信している。

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