2011年12月日语能力考一级真题读解部分02。考生们在日语备考中都会看大量资料,做大量习题来提高日语水平,可是在能力考前还是不能确定自己的掌握情况,那就让往年一级真题来帮你检测一下吧!
問題10.次の文章を読んで、後の問いに対する答えとして最もよいものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。
以上は、筆者が著書の中で「哲学の役割」について書いたものである。
ここで大切なのは、とりわけ科学の意義と限界をしっかりと見定めて、人間的知の全体をほんとに見渡しうる哲学的知の立場を我がものとすることにある。というのは、科学的知は、二つの限界を持ち、その限界内でしか意義を持たないからである。
一つには、科学的知は、対象を突き放して、第三者的立場で、自分に関かかわのない客観的事象として眺め、しかも、必ずそのつど、特定の観点からだけ対象を扱い、自分が関心を持つ側面だけを取り上げ、それ以外の局面を捨象しゃしょうし、(注)決して対象の全体を見ようとはしないのである。だから、科学が進むと、細分化が必至となり、隣の研究室でやっていることが、お互いにはまったく分からなくなる。専門化と特殊化が、科学の運命であり、いかに学際化が叫ばれても、根本的には①この傾向には歯止めが利かない。それはちょうど、近代的病院で、病気を扱う諸部門が、外科や内科等々として、細かく分かれ、人間全体を扱ってくれる部署が存在しないのと、同様である。
二つには、科学的知は、対象を、自分と無関係な事柄として扱う客観性がその特色をなしているので、そこでは、私たちが、自己として、主体的に決断して実践的に生きてゆく行為の問題を、本質的に扱うことができないのである。というのも、ある状況のなかで、いかに生きるべきかをよく考えて、決断し、行為してゆくためには、来こし方行く末をよく熟慮して、もはや無い過去と、いまだ無い将来とを視野に収めながら、現在の状況のなかに突き入ってゆかねばならない。しかし、そのような無いものを視野に収めながら、記憶と期待の熱い思いを抱きつつ行為することは、知覚的に有る現在の事実に検証されることによってのみ確実性を得ようとする科学の実証性とは、まったく別個の事柄だからである。客観的な事実確認のみを大事と考える科学の次元と、人生の岐路に立って、右すべきか左すべきかに思い悩む行為者の立場とは、別個の事柄である。②科学は、いかに生きるべきかという後者の問題を、本質的に扱うことができないのである。
したがって、科学とは別に、存在の全体を視野に収め、世界のあり方の原理的全体を考慮して、世界観の知を育はぐくむと同時に、そのなかで、人間はいかに生きるべきであるのかという、人間の主体的な行為の根本を考究して、人生観の知を形成するところに、哲学的な知の本質的な成立根拠があることになる。哲学が愛し求める真実の知とは、こうした人生観・世界観の根本的にほかならない。(二郎『現代の哲学』による)
(注)捨象(しゃしょう)する:捨て去る
59科学的にもごとを見るとういうことを、筆者はどうのようにとらえているか。
1現在の事象の一部だけを取り上げて客観的な立場で検証する。
2関心のある対象だけを客観的な立場で検証し未来を予測する。
3過去の経験をもとにして客観的な立場で現在の状況を扱う。
4人間的知の全体を客観的な立場からだけとらえる。
60この傾向とあるが、どうのような傾向か。
1近代的な研究を行う部門がさらに増えてきた。
2特殊な研究対象が排除されるようになってきた。
3研究対象をより実践的にとらえるようになってきた。
4専門分野が以前より細かく分かれるようになってきた。
61科学は、いかに生きるべきかという後者の問題を、本質的に扱うことができないとあるがなぜか。
1客観的な事実確認を重視するものだから。
2現在の行為だけを主体的に扱うものだから。
3人間全体を解明すろことができないから。
4人間の考えや行為の多くをまだ実証できないから。
62哲学的知の重要性はどこにあるか。
1人間の生き方の根本を扱えること。
2主体的に考え方法を示せること。
3科学的な世界えを視野に入れられること。
4世界のあり方を客観的にたらえられること。
問題11次のAとBの文章を読んで、後の問いに対する答えとして最もよいものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。
A アートを買うか買わないか。その後もコレクションし続けるか、止めてしまうのか。
いずれも最初の一点をうまく買えるかどうか、そしてその最初の作品が、自分にとって後々までも価値あるものかどうかで決まってくると思います。
勿論ここでいう価値とは単純な市場価値だけではなく、求めた人にとって、飽きずに長い間付き合い続けられる魅力のことを指しています。この自分満足の部分が大きくないと、なかなか次の一点に手が伸びにくいのではないでしょうか。
アートは大好きだけれど作品を買うほどではないと最初は思っていても、一度購入してみれば、後は堰(せき)(注1)を切ったように買い続けてしまったコレクターの方達を身近に何人も見ています。
(宮津大輔『現代アートを買う』による)
B 真にアートの価値が分かる用になるためには、やはり、買うと言うステッブに至らないといけないと思う。実際に買って自分のものにしてこそ、本当にわかってくるものだ。自分がお金を出して手に入れたものだからこそ、愛着も出てくるだろうし、身近において毎日みていることで、いろんな刺激を受けていくはずだ。 (中略)
数万円にしろ、数万円にしろ、いくらかのお金を出して買うんだから、それに見合うだけのものかどうかをしっかり吟味すること。ギャラリー(注2)で作品と対峙(注3)して、これ、おもしろいな、とか、好きだなと心を動かされる作品に出会えたら、さらに、どうして自分はこれが好きなのか、一歩踏み込んでその理由を考えてみることだ。
大切なのは、自分にとって、これは充分な価値のあるものだと思えるような、自分自身の基準を持つということである。
(小山登美夫 『その絵、いくら. 現代アートの相場がわかる』による) そうなったら出ていく他はない。
水面に浮いた生活するアメンボは、水が汚かろうと富栄養化ふえいようかしていようと一向にかまわない。彼らにとって重要なのは、水の表面張力だけである。たとえ化学的に無害な物質によってでも、水の表面張力が低下すれば、彼らは溺おぼれてしまう。
やたらと動物たちに遠慮することはないのかもしれないが、それぞれの動物にとってのこのキー・ポイントは侵してはならない。
(日高敏隆『春の数えかた』による)
(注1)堰を切ったように:ここでは、勢いが止まらずに
(注2)ギャラリー:美術品の展示場
(注3)対峙する:向き合う
63AとBはアートを買うことについて、どのような考えを持っているか。
1Aは一つ買ってみることがアート収集につながると考え、Bは心を動かされたらすぐに買ったほうがよいと考えている。
2Aは最初に買った作品がその後のアート収集に影響すると考え、Bはアートを理解するには買うことが欠かせないと考えている。
3Aは市場価値の高いものを買うことが重要だと考え、Bは作品が好きだと思う理由をよく考えてから買うことが大切だと考えている。
4Aは買うほどではないと思った作品でも買うことが重要だと考え、Bは作品を選ぶときの基準を高く設定することが大切だと考えている。
64アートの価値について、AとBが共通して述べていることは何か
1アートの価値と、市場価値は連動している。
2アートの価値と、買い続けることで分かるものである。
3アートの価値とは、買い手の価値観で決まるものである。
4アートの価値は、多くの人に共有される価値観によって決められる。
答案:
問題10:1 4 1 1
問題11:2 3
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