さつま芋の異称に「十三里(じゅうさんり)」がある。「九里四里(くりより)(栗より)うまい十三里」と、江戸時代の焼き芋売りが宣伝したのが始まりらしい。そろばんや九九(くく)のお陰で、日本人は暮らしの中で算術に親しんできた
▼红薯在日本还有一个别名叫作“十三里”。早在江户时代,卖烤红薯的就吆喝着“九里四里不如十三里好吃呦”(意思是:比栗子还好吃的红薯)。之后,得益于算盘和九九表,算术和日本人的生活中日渐密切。
▼だからかどうか当方も、点数はさておき数学が好きだった。誰が解いても答えは一つ、筋道がひらめけば攻めるのみ。そんな「潔さ」にひかれた一人として、学生の数学力の評判を聞くたびに寂しくなる
▼大概也是因为这个原因,不考虑考试的分数,我还很喜欢数学的。无论是谁答题,答案都只有一个,只要你掌握了解答要领,就可以一举攻破。然而,被这种“简单明了”深深吸引的我,在每每听到对学生数学能力评价的时候,都不免有些失落。
▼数学教員でつくる日本数学会が、48大学の学生約6千人に、小学6年から高校1年までの問題を解いてもらった。多くは新入生で、それほど昔に学んだことではない。しかし、結果は寂しかった
▼数学教师创办的日本数学会,把小学6年级到高中1年级的一些数学题,让48所大学的大约6千人来做。因为大多数都是刚入学不久的新生,所以那些题目并不算是他们很久之前学过的。但是,结果却让人大跌眼镜。
▼例えば〈偶数と奇数を足すと奇数になるのはなぜか〉。中2で勉強したはずが、まあまあ論理的に説明できたのは34%だった。「思いつく偶数と奇数を足したらすべて奇数になったから」など、苦しい答えが目立つ。〈二次関数の放物線の特徴を述べよ〉では、「曲がった感じのやつ」という感想のような解答もあった
▼例如“为什么偶数与奇数之和为奇数?”这是一道在初中二年级的题目,但是只有34%的学生能够运用大致的理论解答。而像“那是因为能想到的偶数和奇数相加,结果全是奇数。”等等这样让人哭笑不得的答案也不在少数。而在解答问题“请描述二次函数抛物线的特征”时,竟然出现了“感觉是弯曲的”这样类似于感想似的答案。
▼数学なんて社会で役立たない、と思うのは気休めである。微積分の出番こそ少ないが、確率や集合のセンスはビジネスにも必要だ。統計を装った情報操作や、数字の手品にだまされないためにも、この科目は味方にしておきたい
▼数学在现实社会中的用处不大,抱有这样想法的人其实都是在自我安慰。运用微积分的机会可能不多,但概率和集合的运用却是经济行为中不可或缺的。为了不被佯装成统计的信息操控,不被那些数字的把戏所欺骗,还是建议大家把这一科目当成自己的朋友。
▼数学嫌いの皆さん。論理的に考える習慣は、人生をより豊かにしてくれるはず。数(すう)が苦(く)より数楽(すうがく)だと、きょう「円周率の日」に再考されてはどうだろう。仲直りに遅すぎることはない。
▼不喜欢数学的朋友们,理性思考问题的习惯,会使你的人生更加丰富多彩。“和枯燥的数字相比,数学是快乐的”希望在今天“圆周率纪念日”里你能够重新思考这句话的含义。和数学重归于好,永远都不晚。
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