次の文章を読んで、後の問いに答えなさい。答えは、1、2、3、4から最も適なものを一つ選びなさい。
経済原理の教育現場への無理な導入よりも、もっと根本的で深刻な問題は、子どもが一人の人間、大人と同じ人格を持った存在として尊重されていないことでしょう。実は日本では、大人と同様に心に大きな問題を抱えている子どもが驚くほど多いのです。ユニセフが行った世界的な調査で「孤独を感じることはあるか?」という問いに対して「感じている」と答えた子どもの比率が、日本は29.8%と飛び抜けて多い。
しかしこの心の問題には、ほとんど対応策が取られていません。崩壊している日本の教育を立て直すためにはまず、新指導要領など、カリキュラムをいじることよりも、この深刻な状況を、ひとりでも多くの人に知ってもらうことが必要です。
そのための良い指針になるのが、日本が1994年に批准した「子どもの権利条約」。しかしなぜか文部科学省はこの広報活動に消極的で、具体的な方針も打ち出していません。
むしろ最近は、2006年に行われた、公立学校のゼロ·トレランス(寛容度がゼロということ)と呼ばれる生徒指導の方針の厳罰主義への大転換のように、子どもを追い詰める、世界とは真逆の方向に向かっています。この生徒指導の問題も、また学力低下の問題においても、まず、子どもをケアすることで解決に導くのが「社会の力量」ではないでしょうか。
(尾木直樹『日本の教育、ここが問題だ』による)
筆者がこの文章で一番言いたいことはどんなことか。
1.教育現場に経済原理を導入すべきだ。
2.子供の心の問題に注目する必要がある。
3.大人の孤独を感じる問題に対応策をとらなければならない。
4.公立学校による厳罰主義を採用しなくてもいい。
「この深刻な状況」はどんなことを指しているか。
1.心に大きな問題を抱えている子供が多いこと。
2.孤独を感じている子供は大人よりずっと多いこと。
3.心の問題への対応策を公開してはいけないこと。
4.新しい日本の教育を打ち立てる必要があること。
この文章から見る日本の現状とあっているのはどれか。
1.子供の問題を避けるために家庭の教育力を強化し始めている。
2.規律を厳しく守らせるという指導法が公立学校に広がり始めている。
3.学校で、子供の教育を何よりも優先して考え始めている。
4.学力低下が日本の教育の最重要課題とされている。
正解:212
第一题:作者最想说的是什么
文中第一句话否定1选项。
文中主要提倡人们注意孩子内心问题。
解决大人孤独感的问题不是文章主题。
根据公立学校,不采用严罚主义也好。不是文章主旨。
第二题:这种严重的状况指的是什么
第二段最后一句划线句子,理解上文即可解答。
第三题:从这篇文章中能看出的日本现状是什么
为了避开孩子的问题而强化家庭教育力
严格遵守纪律这样的教导方法从公立学校开始扩散
学校将孩子的教育放在第一位
学力低下成了日本教育的最重要课题
通篇理解,选项2正确。
参考译文:
比将经济原理不合理的导入教育现场,更根本的严重的问题是,孩子是一个人,是和大人一样拥有人格的存在,却没有被尊重。事实上在日本,和大人同样心理存在很大问题的孩子让人吃惊的多。联合国儿童基金举行的世界性的调查“有没有感到孤独?”面对这样的问题,回答“感觉得到”的孩子的比例,日本以29.8%居高。
然而对于这种心理问题,基本没有采取任何应对策略。重振衰变的日本教育的首要,比新的指导要领之类,安排新的教育课程更重要的是,这种严峻的状况,让更多人知道才是必要。
为了使之成为良好的方针,日本于1994年批准了《儿童权利条约》。然而不知道为什么文部科学省对这个宣传活动很消极,没有做出具体的方针。
反而最近,2006年实行的,公立学校的被称为零宽容(宽容度为零)的学生指导方针转换为严罚主义,逼迫学生,朝向与社会完全相反的方向。无论是学生指导的问题也好,还是学力低下的问题也好,首先,领导解决照顾儿童问题才是社会的力量应做的。
以上就是日语能力日语能力考N2读解练习147的相关内容,阅读没有更好的办法,基本知识掌握牢固的前提下要多做练习,把握做题规律,祝各考生取得一个好成绩。
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