次の文章を読んで、后の问いに対する答えとして、最もよいものを、1•2•3•4から一つ选びなさい。
何気ない日常を过ごしても、日々の出来事はのちに、たくさんの思い出となります。
印象深かったシチュエーション(注1)と似たような状况に身を置いたとき、当时の记忆が鲜やかによみがえった経験、だれしもが持っているのではないでしょうか、
大好きなお父さんが、たびたびドライブに连れて行ってくれたなら、大人になってからも、ドライブが大好きかもしれません。大势の仲间と出かけた合宿や旅行が楽しかったなら、大人になってからも、たくさんの人と亲しく交流することを好むかもしれません。
人は、そのときの感情と感覚を、深く结び付けて覚えているものなのです。
が、それには①少し困った侧面もあります。「ネガティブなイメージ」が関连付けられて、记忆に残ってしまう场合です。
たとえば、あなたが子ども时代、年下の兄弟に手こずった(注2)経験があるとします。悪いのは弟と妹のほうなのに、けんかをするときまって「お兄ちゃんでしょう!」「お姉ちゃんでしょう!」と、亲に责められる。そんなことを缲り返すうち、「年下は苦手だ」「年下とは合わない」と思い込むようになってしまいました。
よく考えれば、自分が手こずった弟•妹と、その他大势の年下の人たちは、まったく别の存在であることがわかるはずです。それにもかかわらず、「年下は苦手」「年下とは良い関係を筑けない」という「感情的な决めつけ」を持ってしまうのです。
自分のわずかな経験値だけで、「男性が苦手」「女性が苦手」「先生が苦手」「上司が苦手」…などと思い込んでしまう人は、実はかなり多いのです。
手ひどく恋人に振られたことを理由に「男なんて…」「女なんて…」と决めつけると、これからの恋爱や结婚のチャンスを逃してしまいますし、「ああいうタイプは苦手」「こういう人はいや」などと思い込むことも同様に、人づきあいの幅を狭めてしまいます。
また、似たような环境にいて、似たような経験をしている人ばかりと付き合うと、価値観に多様性がもてなくなるケースがあるので、注意が必要です。
一时的な感情や体験を根拠に物事を结论付けていると、大切なことを见误ることがあります。
「人はそれぞれ违うもの」ということを常に头に置いておきましょう。ときには、まったく违う価値観の人と话をすることも、人生の上では大きなブラスになるのです。
(川村则行「不安な心が軽くなる本」による)
(注1) シチュエーション:状况
(注2) 手こずる:困る
① 「少し困った侧面もあります」とあるが、どんな侧面と言っているか。
1 さりげなくやったことなのに、思い出として记忆に深く残されてしまう侧面
2 子ども时代の面白い思い出なのに、よくないイメージとして残される侧面
3 过去の不愉快な体験がネガティブなイメージとして记忆に残ってしまう侧面
4 过去の体験から得た教训を生かすことができず、不愉快な记忆になってしまう侧面
② 「年下は苦手だ」「年下とは合わない」とあるが、笔者によれば、なぜそのような思い込みがいけないのか。
1 年下の人と深く付き合ったこともないのに、最初から「年下は苦手」と决めつけるのはよくないから
2 一口に年下といっても、人はそれぞれで、限られた経験から「年下は苦手」と决め込むと、人间関係が狭くなるから
3 たとえ相手は年下であっても、见习うとことがあれば、それを素直に认め、见习うべきであるから
4 たとえ年下は苦手だとしても、人间関係を広めるために、年下の人と付き合うべきであるから
③ この文章で笔者が一番言いたいことはどれか。
1 固定観念にとらわれずに、柔软な考えを持つ、他人の意见も幅広く取り入れるべきである。
2 记忆にはポジティブなイメージとネガティブなイメージがあり、両方を活用したほうがいい。
3 思い切って苦手な相手と付き合ってみると、思いがけない発见ができるかもしれない。
4 まったく违う価値観の人と付き合うことで、自分の価値観を见失う恐れがある。
正解:3 2 1
概要:
在无意识之中经历的小事,也会成为难忘的回忆。当自己再处于相似的环境中,之前的记忆就会复苏,相信大家都有过这样的经历。如果在自己小的时候,父母带自己出去兜风过,可能自己长大后也会喜欢。如果曾经和一群朋友外出野营过,那么成年之后也可能喜欢和他人一起交流吧。人们记忆中的情感、感觉会一直存在,但是这一点也有不好的方面,有时消极的情感也会留存在人的记忆里影响以后的感觉和判断。比如,如果小时候和弟弟妹妹们有过不愉快的经历,就有可能会留下阴影,觉得“比自己年纪小的人很麻烦”或者“自己不擅长于年纪小的人交往”等等。其实每个人都是不一样的,没有必要因为自己有限的经历,就下定论觉得“……一定会怎样”。总是处于同一种环境之中,只和有相似经历的人打交道也会使自己的人际交往受到局限。仅凭一时的情感或某件事来判断的话,会看错很多东西。要时刻记住,人和人是不一样的,和价值观完全不同的人交往对自己也是有益的。
解析:
① “有困扰人的一面”是指什么侧面?
在文章中提到“人们记忆中的情感、感觉会一直存在,但是这一点也有不好的方面,有时消极的情感也会留存在人的记忆里”,所以“困扰人的一面”应该是“曾经的一些不愉快的经历成为消极的记忆留在脑海里,并影响自己之后的价值判断”。即选项3。
② 文中提到“和年纪小的人不好相处”或者“和年纪小的人合不来”,为什么作者认为产生这样的心理错觉是不行的?
在文章中提到「人づきあいの幅を狭めてしまいます」、「一时的な感情や体験を根拠に物事を结论付けていると、大切なことを见误ることがあります」,所以作者这样认为的塬因是“产生心理错觉后会使自己的人际关系受到局限”、“有时候仅凭一时的感情下结论会犯很大的错误”。选项2“年级小的人也有各种各样的,仅凭为数不多的经历就认为‘不擅长和年级小的人打交道’会使自己的人际关系变窄”,与前面的分析相符,正确
③ 这篇文章中作者最想说的是什么?
文章前叁段讲到“人们在无意识之中经历的小事,也会成为难忘的回忆”,之后讲到“这种回忆也有不好的方面,比如曾经不愉快的经历会成为消极的回忆,留存在大脑里”,最后两段提出自己的观点,即“仅凭一时的情感或某件事情来判断的话,会看错很多东西。要时刻记住,人和人是不一样的,和价值观完全不同的人交往对自己也是很有益的。”
选项1,“不要受固定观念的舒服,应该要灵活地看待问题,广泛吸取他人的意见”,与文章最后两段的意思相符,是作者最想说的内容,正确。
选项2,“既有积极的记忆也有消极的记忆,应该用好这两个方面”,「…両方を活用」在文章中并未提及,不是作者最想讲的内容,错误。
选项3,「苦手な相手と付き合う」只是文章所提到的一个例子,“记忆”不是作者最想讲的内容,引号里才是作者讲述的主要内容。
选项4,「自分の価値観を见失う恐れがある」文章中没有提到,错误。在文章最后一段表明了作者自己的观点「ときには、まったく违う価値観の人と话をすることも、人生の上では大きなブラスになるのです」,与选项4不符。
以上就是日语能力日语能力考N2读解练习190的相关内容,阅读没有更好的办法,基本知识掌握牢固的前提下要多做练习,把握做题规律,祝各考生取得一个好成绩。
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