喫煙していた遠い日の話である。いつもの銘柄を切らし、いやしく一本もらうのはたいてい「マイルドセブン」だった。それほど売れていた。35年前に登場したこのロングセラーが、名を「メビウス」に改める
▼那是很久以前,我还是个烟民的时候。抽完自己常抽的牌子后,低声下气要到一根烟大多都是“mild seven”这个牌子。所以它的畅销程度可见一斑。而这个35年前就诞生的老品牌,即将改名为“mebiusu”。
▼一因は、たばこの商標をしばる欧州連合(EU)の規制らしい。EUは2003年、体に優しい印象を与えるマイルド、ライトなどの使用を禁じた。日本たばこ産業(JT)は、欧州に挑んで間もないマイルドセブンを泣く泣く回収したものだ
▼原因之一好像是违反了限制香烟商标的欧盟规定。欧盟(EU)早在2003年,就禁止在香烟中使用“mild”“light”等给人留下有益健康印象的词语。所以,日本香烟产业公司(JT)在刚刚进军欧洲市场不久,就哭哭啼啼地召回了“mild seven”。
▼騒ぎを現地で取材した。JTは「マイルドセブンはひとつながりのブランド」と反論したが、EU側は「マイルドの名がそれほど大切なら、欧州ではヨーグルトにでも使えば」と冷たかった
▼本报在当地就此风波进行了采访。JT反驳说“mild seven 是一个经久不衰的品牌”,但EU方面则轻描淡写地对应道:“如果mild这个名字真的如此重要的话,那么你们出口欧州的酸奶倒是可以使用它。”
▼EUは、世界市場に開かれた高級たばこのショーウインドーだ。国内無敵の品が不戦敗では惜しいと考え直したか、JTは味を変えずに、内外とも新名のパッケージで売り出すという。伝統の名を捨ててでも、世界一を争う銘柄に育てる覚悟がのぞく
▼EU,就是高级烟设置在国际市场上的橱窗。大概是反思了国内所向披靡的品牌不战而败的惨痛经历,JT在品质不变的基础上,国内外都以新名字的包装出售。由此可见,JT尽管是丢弃了传统的名字,但还是有争创世界一流品牌的决心。
▼健康志向と増税の末に、日本の喫煙率は20%を切った。あれほど吸っていた男性も、スモーカーは3人に1人。政府は、10年で喫煙率を12%まで下げると意気込んでいる
▼为了追求健康和增加税收,日本人的吸烟率已经不到20%。曾经云山雾罩的男士,如今的吸烟者3人中也只有1人。政府则希望在10年内把吸烟率降至12%。
▼JTが海外に活路を探るのは、国内市場の先細りをにらんだ苦肉の戦略といえる。ブランドの変更も理にかなうが、欧米のたばこ包囲網は狭まる一方で、高い成長を見込める国は限られる。かくして手を替え品を替え、時には名も変えて、紫煙は途上国へと流れてゆく。
▼JT去海外市场寻找生路,可以说是眼看着每况愈下的国内市场,不得已而为之的战略。尽管变更品牌也在情理之中,但欧美香烟的包围网在一再缩小,而有望获得高增长的国家毕竟有限。于是想方设法地改头换面,适时地更换名称,香烟也就不知不觉地流向发展中国家了。
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