九州地方に爪痕(つめあと)を残して、暴れ梅雨は明けた。豪雨への警戒から一転の猛暑。ここは蒲焼(かばや)きでスタミナを――と募る食い気が高値に泣いた7月の言葉から
▼给九州地区留下创伤的特大梅雨终于结束。暴雨警戒瞬间变成了严防酷暑。本想用烤鳗鱼来滋补身体,但是面对居高不下的价格只能黯然神伤。那么就让我们看看7月的絮语吧。
▼甲子園行きをかけて高校球児らが躍動した。東京、実践学園監督の朝井剛(つよし)さんは79歳、炎天下に孫のような選手を率いた。「試合の一つ一つのエラーなんか将来に全然関係ない。長生きしてみたらわかる。だからミスを恐れず、楽しみながらやれ」
▼高中的棒球健儿们都为了能进驻甲子园而跃跃欲试。79岁高龄的东京实践学园教练朝井刚,仍在炎炎烈日下训练他孙子辈的队员们
他说:“到了我这个年纪就会明白。比赛中一次次失误,和他们的将来没有任何关系。所以,不要害怕出错,去享受比赛本身吧。”
▼大阪の象徴、通天閣が初代の完成から100年に。俳優の赤井英和さん(52)が今の2代目を「足の短い、ずんぐりむっくりな形をしているけど、全国で唯一、地元にしっかりと足を踏ん張った塔やと思います。帰ってきたら『ただいま』と言いたくなる」。その人気は衰えを知らない
▼通天阁作为大阪的标志,落成至今已有100年。演员赤井英和(52岁)评价现在重建过的通天阁说:“尽管是个腿短,矮胖圆滚滚的形象,却是全国唯一立足于当地的标志性高塔。每次看到它总想说一声“我回来了”。而它的人气经久不衰。
▼京都の西陣織職人、藤田恵子さん(26)が祇園祭の大船鉾(おおふねほこ)の御神体の衣装を織り上げた。精魂込めて大役を果たし、「どんなすごい技も先人の誰かがやってきたこと。できないはずはないと自分に言い聞かせた。負けず嫌いなんです」
▼京都西阵织的工匠藤田惠子 (26岁),为祇园祭的船形彩车织好了衣装,倾注全部心力的作品终于完成。她说:“再精湛的技艺也是前人创造的。我告诫自己,没有什么是做不成的。我不会向失败低头。”
▼物理学者の小沼通二(こぬま・みちじ)さん(81)が言う。「戦争や核兵器はなくならないと言う人がいる。でも考えてみて下さい。日本は戦国時代や江戸末期、国内で戦争をしていましたね。いま国内で戦争が起きる可能性があると思う人はおよそいないでしょう。地球上だって同じです」
▼物理学家小沼通二 (81岁)说:“有人说战争和核武器永远不会消失。但是请想一想,日本在战国时期和江户末期都曾有过内战。可是现在,大概不会有人认为会发生内战吧。地球上也是同样的道理。”
▼朝日俳壇に河村勁(つよし)さんの〈脱原発の人犇(ひし)めきて蓮開く〉。どんな未来を選ぶのか。変えられるものを変えてゆく賢さを、人は持っているはずだ。
▼朝日俳坛中有一首河村劲的作品<人心齐远离核电站,众志成盛开平安花>。无论选择怎样的未来,对于可以改变的食物,人类应该具备改变它的智慧。
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